この作品の世界観を表現した “光と音のページェント”が4日の前夜祭で初公開され、日本の冬を代表する一大イベント、雪まつりの幕開けを豪華に飾りました。

前作「ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女」から1300年もの歳月が流れ、人間の侵略によって美しさを失ったナルニア国。人間の王子であるカスピアンは、再びナルニアに光をもたらす為にナルニアの民を率いて人間と戦うことを決意する。自然との共存し繁栄したかつてのナルニア国物語、そしてそれを脅かす人間の脅威・・・。

続編となる「ナルニア国物語/第2章カスピアン王子の角笛」は、“自然と人間の共存”がテーマ。また雪まつりも、自然と制作する人々との調和によって成立しているイベントであること、そして、昨今の地球温暖化の影響によりその存続が危ぶまれており、共に同じテーマであることから、今回雪像出展が実現した。

大通り4丁目広場に出現した巨大な雪像は、「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」の世界観をダイナミックに表現したもので、ナルニアの民と共に戦う、カスピアン王子が馬の背に乗り疾走する様を表している。舞台から飛び出して来そうな躍動感あふれる雪像は、雪まつり会場のなかでもひときわ目を引き、上田文雄札幌市長と制作を指揮した井手久隊長の合図で「光と音のページェント」が点灯。ムービングライトやエフェクト照明、ダイナミックな音楽で札幌の夜空を彩り、「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」の
<人間対魔法の壮絶な戦いのドラマ>が表現された。気温マイナス4度という寒さにも関わらず、約300人の観客たちは「ナルニア国物語」の世界を堪能していた。

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【光と音のページェント】
実施日時:2月4日(月)17:00〜(点灯式セレモニー含む)
場  所:さっぽろ雪まつり大通4丁目広場
雪像の大きさ:高さ12m×横幅22m×奥行き15m
制作日数:28日間
延べ人数:950名
雪像の重さ:1,600t
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