ドラマ、映画にと大活躍の堀北真希が二重人格の演技に初挑戦したことで話題の映画『東京少年』が、2月2日(土)初日を迎え、キャスト・スタッフによる舞台挨拶が東京メイン館の新宿トーアにて行われた。

自然な2人の演技への評価が高く、堀北真希の演技の幅広さを改めて感じることのできる作品。堀北は、「1年前の自分を見てもらうのはなんだか恥ずかしいです。共演の石田君とは、2人ともシャイなので撮影中は不器用な空気が流れてました」と笑顔で話し、意中の人がいるかという質問に対しては、「私の中で1番は自分です。私は2重人格ではないけれど、自分を嫌いになったり見失ったりして困るときもあります。手紙を自分に書くこともありますよ。かなわない恋に奮闘するところを見てほしいです。」とアピール。

今回初共演となった石田卓也は、「グミ・チョコレート・パイン」「リアル鬼ごっこ」と主演作が続き今最も高い注目を集める若手俳優の1人、「とっくみあいの喧嘩をするシーンでは、警察が来てしまいました(笑)すごく真剣に取り組みました。堀北さんは2重人格の切り替えがすごく大変だったと思うけど、傍で見ていて「すごいな」とずっと思ってました。」と話した。

メガホンを握った平野俊一監督は、「若い2人の演技とこの作品の世界観を楽しんでください。堀北さんは、以前よりずっと女優という感じがしますね。出演者の方を前にすると撮影中を思い出し、感慨深いです。石田さんは、“みなと”と“ナイト”の間をとるのが大変だったと思うけど、たたけばたたくほど味が出るタイプの俳優さんで、たくさんたたきましたね(笑)」と、撮影秘話を披露した。