1977年の函館の病院を舞台に、野球とラジオDJが大好きな少年と、少女の小さな恋を描いた感動作、映画『Little DJ〜小さな恋の物語〜』の初日舞台挨拶が行われた。

登壇したのは、神木隆之介、福田麻由子、佐藤重幸、村川絵梨、石黒賢、永田琴監督。
それぞれが映画への思いや、撮影中のエピソードなどを語った。
この日、神木隆之介の“メリークリスマス・フロム・Little DJ”という直筆メッセージのプリントされた映画『Little DJ〜小さな恋の物語〜』の特製オリジナルハンカチが観客へプレゼントされた。
以下、舞台挨拶コメント。

・神木隆之介(主人公の高野太郎役)：「一番泣いたシーンは、父親役の石黒賢さんがロビーで泣くところで、今まで感情を表に出す事がなかったお父さんが家族の前で泣くというのに強く心打たれました。」

・福田麻由子(太郎の初恋の相手役、海乃たまき役)：「一番好きなシーンは、太郎君がDJをしているところが凄く好きで、目がキラキラしているのを見ているのが楽しかったです。演じていて楽しかったのは、最後の告白されるシーンで、少しドキドキしました。」

・佐藤重幸(病院の太郎の主治医、若先生役)：「今まで一度もオセロで勝てた事がなかったのですが、撮影中に神木君に教えて貰いながら打ったら生まれて初めて勝てました(笑)教えてた神木君が負けた時の微妙な表情が忘れられません。」

・村川絵梨(太郎の叔母で、担当看護師役)：「看護婦と太郎の叔母という間で揺れ動くという、どうしようもない現実の中で戦う難しい役で、演じている時は胸が苦しかったです。」

・石黒賢(太郎の父親役)：「自分の出た映画がシネスイッチでかかるという事がまず嬉しいです。
プロデューサーの森屋さんの熱意によって作られた映画と言っても過言ではありません。こういう映画を作りたいという気持ちに、スタッフや役者が応えて完成しました。何かを伝えたいというコアな気持ちのある映画です。」

・永田琴監督：「一年前の9月頃からクランクインして、今日スタッフ50人くらいの気持ちをしょってここに立っています。観客の皆さんがこうして来てくれて本当に嬉しいです。」

写真撮影の際には、神木隆之介、福田麻由子の二人は揃ってサンタ帽を被って登場。そのかわいらしさに歓声が上がった。

(池田祐里枝)