松下奈緒と鈴木亜美が恐怖に怯える・・・映画『XX(エクスクロス)〜魔境伝説〜』初日舞台挨拶
心臓が飛び跳ねるジェットコースタースリラー映画『エクスクロス 魔界伝説』が12月1日公開初日を迎え出演者・監督による舞台挨拶が行われ本作の主演をつとめた松下奈緒と鈴木亜美、池内博之、本作のメガホンを取った深作健太監督が登壇した。
本作は2004年第一回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し話題を読んだ上甲宣之原作の「そのケータイはXX(エクススロス)」が原作。
傷心旅行で訪れた温泉地で、突如襲い掛かってくる村人たちから逃げ惑う女子大生・しおりを松下奈緒が自己中心的な性格でケータイなしでは生きていけないいまどきの女子大生を鈴木亜美が熱演している。
撮影は2006年の12月、人気もまばらな秩父の山奥などで行われ極寒の中で追い詰められて行くさまが画面から緊迫感たっぷりに伝わってくる。
監督には、『バトル・ロワイヤル』シリーズ、『スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ』を手掛けた深作健太。脚本は、『デスノート』シリーズの大石哲也。
■挨拶■
松下奈緒:「(客席に向かって)どうでしたか?一年かけて私自身凄く成長できた作品です。私自信凄く怖がりで本当に叫び、逃げ回って撮影を行いました。(笑)」
鈴木亜美:「先月くらいから監督と全国の試写会などをまわりキャンペーをしてきましたがもう随分前のことに感じます。この作品を通してたくさんのことを現場で学び、また演技に対しての興味が沸いてきました。ホラー映画ではありますが現場の楽しかった雰囲気が充分伝わってくるような作品に仕上がっていると思います。」
深作監督:「映画の日にわざわざこの映画を選んでくれてありがとうございます。ホラー映画の監督が一番怖がっている事はガラガラの客席なのでぜひ見終わったあとはお友だちに進めて下さい。(笑)」
映画での面白かった・楽しかったエピソードとして松下は「冬の寒さと、新たなジャンルの演技へ挑戦ということもあり大変なこともありましたが、一番面白かったのは十字架に貼り付けられるシーンですね。」と自らの体当たり演技を振り返りながら語った。
また十字架のシーンに関して共演している池内も「僕も貼り付けのシーンは凄く楽しみにしていて(笑)監督と相談していたらあんなシーンになってしまいました。松下さんの足をなめるシーンでは本気で嫌がられましたね(苦笑)」と楽しそうに撮影現場を振り返りながら話した。
最後に深作監督から来場した観客に向け「“映画は祭り”という親父の残した言葉がありますが、本当に祭り気分で楽しんで作った作品です。ぜひとも上映中は大騒ぎしながら見て欲しいです。」と挨拶した。
舞台挨拶後のフォトセッションでは、巨大な携帯電話が登場し劇中にも登場する小山力也さんの「今すぐ逃げろ!足を切り落とされるぞ!!」というセリフが館内に流れ会場を盛り上げた。
(Report:大野恵理)