邦画史上最大スケールの山岳サスペンス・アクション、ついに公開! 映画『ミッドナイトイーグル』初日舞台挨拶
誰もが想像できなかった壮大なスケールでの映像化。『ミッドナイトイーグル』が、2008年冬の劇場を席巻する。
一番この映画を通して印象に残ったエピソードを伺います
大沢たかお「エピソードたくさんありますが、観て頂くと分かるように僕や玉木くん、吉田さんはほとんどが雪山のシーンだったので、ついついこういう時寒さ自慢になってしまうのですが、今日はもう寒さ自慢は飽きたから違う話しをしてくれと言われてしまいました。とにかくリアルに寒くて痛い毎日だったというのが印象に残っています。あと、現場でも気になっていて作品を観てやっぱり思ったのが、玉木くんがどんどんふっくらしてきてるのが、印象的でした。笑」
玉木宏「自然と太ってしまって、。スタッフの方がたくさん食事を用意して下さって、1日に6食とか7食とか食べれる環境でした。むしろ雪山に入ったら痩せるかなと思っていたら、自分だけブクブク太ってしまって、今より10キロぐらい増えていたと思います。笑」
大沢たかお「これが一番ってことはないんですけど、キツい辛いと言いながら大人数のスタッフとすごくいいチームだったので良かったなと思います。」
竹内結子「映画に出演して、そしてそれが海外で公開されるという事で初めてロスに行かせてもらった事ですね。外国の方にもひとつの日本映画として受け入れて頂けたのは嬉しいですね。」
佐原弘起(子役)「ボクは、パパと(撮影の)さいご話しているときに、さみしくてウルウルした事が印象にのこっています。大好きだったので、さみしかったです。」
ーどんなとこが好きだった?
佐原弘起「えっと、、、(間があく、場内に笑いが)かっこよくって優しいとこが好きです!(大沢がこっそり耳打ちをすると・・)男として大好きです。あの、、パパみたいになりたいです!(場内笑い)」
玉木宏「僕は太っているあげく、NGもかなり出してしまいまして。僕が雪崩に巻き込まれた後、大沢さんに助けられた後、お菓子をもらうシーンで何度もNGを出してしまいました。どうしてもあの台詞がうまく言えなくて、結局大沢さんに何箱も食べさせてしまいました。」
大沢たかお「ワザとだろうなと思ってました。笑大事な最後の台詞で間違ってしまうんです。まぁ、僕は玉木くんと違って自己管理をしっかりしてたんでね。(場内笑い)」
玉木「すいません。僕は風邪はひくし、太るし、NGは出すし,最悪ですね。(苦笑い)」
ー他にエピソードは?
玉木「他にですか、近くに美味しいへぎそばのお店があって、撮影とは違うんですが、また食事の話しですね。(苦笑い)吉田さんからはお酒をおごってもらったり。してました。」
吉田栄作「やっぱり、寒いだけよりその中で台詞を明確にしゃべらなければいけないというのが、辛かったですね。臨場感を出す為に、ハリケーンという大きい扇風機を僕らにあてると、雪が目に刺さってくるんです。寒いのに、目も開けなきゃいけないしゃべらなきゃいけないというのは本当に大変でした。毎日だいたい朝4時5時まで撮影して、帰るとお風呂に入ってゆっくり身体を温めて、柔軟して、タイガーバームを身体に塗りたくって、しっかり自己管理して、過ごしました。笑」
ーかじかんだ中で滑舌を保つ秘訣は?
吉田栄作「それは、玉木くんが!笑」
玉木宏「えっ、僕は分からないです。すいません、緊張感がありました。。」
石黒賢「今話しを聞いていたら雪山チーム楽しそうだなと思っていいなと。好きな台詞がいくつかあるんですが、宮田の『まあ、まあ、まあ、まあ。』というのが好きで。監督にどういう感じですかと聞いたら、『学生の頃から文学を愛し、学生運動に参加して、公安に知り合いがいて、それでも部下の尻拭いを全て請け負う器の大きい、まあ、まあ、まあ、まあ。です。』と言われて、非常にこう言って頂けると分かり易いんですが、その時は?マークが3個くらい頭に浮かびましたね。そういう事言って、いい意味でプレッシャーを与えてくれる監督でした。懐の暖かい、底の知れない男にしたかったので、そういう事で監督の投げる球に助けられた様な気がします。」
藤竜也「ないんです。みなさんいろいろ苦労されて撮影されているんだけども、僕は立派な椅子に座ってるだけですから、あんまりエピソードがないんです。強いていえば不満があって、おにぎりを食べるシーンがあって、真っ白いおにぎりをイメージしていたら、海苔のまかれた黒いおにぎりが出てきたんです。なんか妙にショックでしてね、白いおにぎりがが食べたかったんですね。けっこうみんな自衛隊の人や、政治家がずらーっと並んでるシーンだと、果てしないプレッシャーを感じてNGを出してしまうんですよね。」
成島出監督「脚本を読んだときにこれはすごく難しいと思ったんです。正直自信なかったんですげ、俳優さん方がそれぞれの個性を殺さずに、それぞれ難しい役を演じきって下さって、監督としてこういう事いうのおかしいのですが、現場で感動させてもらいました。」
(Report:Niizawa Akiko)