2004年のゆうばり国際ファンタスティック映画祭で3年かがりで製作した『ラッパー慕情』が上映され、今年の2月のゆうばり応援映画祭で初公開された『ヒミコさん』を上映、ポレポレ東中野にて一般に公開された。最終上映日である9日、ほぼ満員の劇場に、緊急に監督、キャストが集まった。
登壇したのは、藤原章監督、主演のヒミコさん役の宮川ひろみさん、田所医師役の文化評論家の切通理作さん、紅工業高校野球部ケン役で自主映画監督でもある酒徳ごうわくさんら、最終上映の舞台挨拶を行った。
宮川さんは、「軽い気持ちで見ていただけるとうれしいです。楽しんでください」とコメント、酒徳ごうわくさんは、紅工業高校の校歌を熱唱。この校歌は、野球部のメンバーであるケン、ムカワくんらが通う高校の校歌であり、劇場で販売している限定CDにも収録されている。また、切通理作さんは、作品を観るのは6回目という通であり、観るたびに発見があるという「飽きの来ない映画は初めてで皆さんも楽しんでみてください」とコメント。監督は「本日が最期です。楽しんでみてください」と挨拶を終えた。

(Report:Yasuhiro Togawa)