早稲田大学公認学生団体「メディア創研access」主催で『転々』試写会&トークショーが早稲田祭2007の会場で開催された。
「早稲田祭2007」は参加団体が約400団体、来場者数は16万人を見込んでいる日本で最大規模の学園祭。この日は、同じ学園内で、早稲田祭「WASHOLL ライブ 大杉漣 FURIDASHI 2007」と題したライブやみうらじゅんと山田五郎出演によるイベントなどが行われる中、行われた。
満員の会場の中、試写会が行われ、終了後には、三木聡監督作の中で常連ともいえる演出家・俳優でもある岩松了さんと女優のふせえりさんが登壇、学生からの多数の質問が寄せられる中、作品の裏話などが語られた。
岩松さんは、高校時代は、早稲田大学を目指していたというくらい憧れの早稲田でのイベント。三木監督とは『亀は意外と速く泳ぐ』(2005年)、『ダメジン』(2006年)、『図鑑に載ってない虫』(2007年)と出演作は多く、コネタの多い監督の演出は、「現場に入ってすぐ撮影するタイプの監督ではなく、リハーサルからちゃんとやって細かい演出をするタイプ」と秘話を披露。ふせえりさんはTVシリーズ「時効警察」はもちろん三木監督の全映画作品に出演している無くてはならない女優。今回もスーパーで働く松重豊演じる従業員との3人組のトークが三木演出らしい面白さを出している。
役者を目指す学生からの質問に、ふせさんが丁寧にアドバイスをしたり、約1時間ほどのトークイベントでした。

(Report:Yasuhiro Togawa)