“ワルかっこいい”男たちが大集合しているこの秋注目の爽快青春映画『クローズ ZERO』が 10月27日公開初日を向かえTOHOシネマ六本木にてキャストたちによる初日舞台挨拶が行われた。

映画『クローズ ZERO』は累計発行部数3200万部を突破し、男子たちの間ではカリスマ的人気を誇る伝説のコミック『クローズ』(高橋ヒロシ著)を日本の鬼才・三池崇史監督がオリジナルストーリーで映画化したもの。

初日舞台挨拶に登壇したのは、人気、実力ともに兼ね備え本作でも大暴れしている小栗旬と山田孝之に加え、熱気溢れる“炎のオーディション”を見事勝ち抜いてきた高岡蒼甫とやべきょうすけ、原作者の高橋ヒロシ、三池崇史監督といった正真正銘の“ワルメン”たちが勢ぞろいした。
あいにくの雨にも関わらず会場は舞台挨拶を一目みようと大勢の観客で溢れていた。上映終了後客席近くの扉から一行が登場すると会場は一気に大きな歓声に包まれた。

■挨拶■
三池監督「自分が最初に挨拶するのは緊張しますね(笑)今まで爽快な作品がなかったので今回は溜まっていたものが全部出ました。」と珍しく“爽快”に仕上がったと嬉しそうにコメントした。

続いて原作者の高橋ヒロシ「今まで映画化を拒否してきましたがこんなに素敵な人たちと出会えたので断り続けてきて良かったです。」横に並ぶキャスト陣を眺めながら語った。

中学生の頃から原作を読んでいたという小栗は「いかがでしたか?(観客席から大きな拍手が起り反応を見て)嬉しいです(笑)今年の4・5月に撮影しキャストのみんなと仲良くなりまた刺激し合い戦いながら自分を全部ぶつけられた作品です。」と撮影を振り返りながら嬉しそうに話した。

本作で“男になった”と言われたやべきょうすけは「感激で正直泣きそうです。17年間俳優をやってきてやっと晴れ晴れしい舞台に立てました。他のキャストを代表して今日は皆さんにお礼を言いに来ました。ありがとうございます。」と目に涙を浮かべながら語った。また公開までの長い道のりを振り返り「大変だったことを忘れるくらい今は感激しています。原作から伝わってくる“痛み・絆・成長”を映像にどうしても残しておきたかったんです。」と今回の映画化へ込めた熱い想いを語った。

原作ファンだったという高岡蒼甫は「正直初めキャスティングを聞いた時は俺の理想と違う!!と思いました(笑)孝之なんか身長140cmしかないのにどうやって旬と戦うのかなって(笑)・・・でもクランクインしてからは二人(小栗・山田)のクローズだって感じ始めて、それからは泥を塗ってはいけないと思い始めましたね。このメンバーで出来て幸せでした。」と冗談を交えながら語った。

身長140cmと紹介されてしまった山田は「僕も始めは143cmしかない身長をどう強く見せていけばいいのか悩みました(笑)でも監督に相談したとき「大丈夫だよ、目がいっちゃっているから」って言われて自身が沸きました。」と自分の身長をネタにしながら会場を盛り上げた。本格的なアクションにも挑戦した本作の撮影を振り返り「今まではなんだったんだって言われちゃうかもしれないけど、今まで一番心から楽しめた作品です。」と宣言した。

挨拶終了後には大ヒット祈願を込めて黒いダルマへの目入れが行われた。山田と小栗が書いた黒いダルマはこの日会場で選ばれたラッキーな女性へ小栗から直接手渡された。
小栗は「今日テレビを見ていたら『クローズ ZERO』の宣伝がやって今日から公開なのにすでに“大ヒット上映中”ってテロップが入っていたので大ヒットさせなきゃ嘘になっちゃいます(笑)皆さんよろしくお願いします。」と話しこの日の舞台挨拶を締めくくった。

(Report:大野恵理)