１０月２４日（水）、都内のスタジオにて、ウォルト・ディズニー最新作『ルイスと未来泥棒』日本語吹替版で声優を担当した小林幸子さんのアフレコ会見が行われた。

今回小林さんが演じるのは、主人公ルイスが暮らす養護施設の院長ミルドレッド役。幼い頃に別れた母に会うことを夢見る、独りぼっちの少年ルイスの母親代わりとして彼の成長を温かく見守る重要な役どころ。

演じるにあたり、「ルイスの母親的存在なので、母性を出すようにしました」と小林さん。
これまでにも日本のアニメーションで吹替え声優を担当したことはあるが、今回は“大好き”なディズニー作品とあって「お話しをいただいた時は、本当に嬉しかった」

そうで、「日本のアニメーションより表情や表現方法が豊かなので、吹替えの時はジェスチャーを 交えながら演じた」とアフレコ時のエピソードを語った。

小林幸子さんといえば、NHK紅白歌合戦での派手な衣装が毎年話題になるが、この日は チャコールグレーのシックなスーツで登場。

「ミルドレッドのイメージの衣装と髪型で来ました」と清楚で地味な印象の衣装を披露した。
話題が紅白の衣装に触れると、「もともと電飾を使いはじめたのは、ディズニーランドのエレクトリカルパレードがきっかけ。あの電飾の上に乗りたい〜と思ったのが始まりだったんです。」と衣装誕生の秘話を語った。

「シンデレラ」の絵本がきっかけで、子どもの頃からディズニーファンだったという小林さんは、偶然にもウォルト・ディズニーと誕生日が同じ。
「夢を与えるディズニーさんの役目を分けてもらえてとても幸せです」。

「『ルイスと未来泥棒』は、子どもの頃に持っていた夢を忘れないで欲しいというメッセージが込められています。子どもだけではなく、大人の人にも是非見て欲しい。

そして、子どもの頃の夢を思い出して欲しい」と語った。

最後に、先ごろ急死した木原光知子さんの話題に触れると、「９月にお目にかかった時、このアフレコの話をしたら、とても喜んでくれて「見に行くね」って言ったのに・・・」と声を詰まらせる一瞬もあった。

小林幸子さんが声優を担当した『ルイスと未来泥棒』の日本語吹替版は、１１月中旬頃完成予定。１２月２２日（土）より全国で公開になる。