“逃げるのに理由なんていらない”
精神病院から逃亡しさまざまな土地をおんぼろ車で旅しながら心の葛藤と共に人々や社会との関わり合いなどを通じて、何かを感じ取っていくROCKなロードムービー。

１０/２０　Q-AXシネマにて本作『逃亡くそたわけ—２１才の夏』が公開を迎え、それを記念し舞台挨拶が行われた。登壇したのは、主演の美波、吉沢悠、共演の我修院達也、高良健吾、ベルナール・アッカ、そして監督の本橋圭太（敬称略）。それぞれ、自分の役への思いを語った。

美波　「わたしは、幻覚がみえてしまう役を演じたのですが、どうすれば幻覚がみえるのか分からなかったなので、家で自主練していました（笑）。あと、九州弁はまくしたてて話すところがすごく難しかったんですけど、逆に気持ちはこめやすかったですね」

吉沢　「僕は、なごやんという鬱の人の役をやったのですが、最初は鬱の感じをあんまり前面には出さないようにしていたんですが、途中からだんだんやりすぎてしまって、自分自身目がうつろな感じになって、あぶないときがありました（笑）」

我修院　「わたしは、基本的に演技に入るときは、極端にテンションをあげてから、だんだんけずっていくんですが、今回はテンションをあげたところでもうОｋがでたので、やりやすかったです」

高良　「今回は、美波さんの元彼の役をやることになっていたので、事前に美波さんについてネットで検索しました」

アッカ　「実は、この映画の撮影中に格闘家としてデビューすることがきまったので、最初と最後で全然体型が違うかもしれないです」

監督　「こうして公開が迎えられて、感無量です。撮影ではいろいろ大変なこともあったのですが、こうして満員のお客様にむかえられ、すべてむくわれました。」

１０/２０　Q-AXシネマ他全国順次ロードショー

(Report:Kazuhiro TAKAHASHI)