映画『サクゴエ』は“過去”という柵を乗り越える二人の男の熱い人間ドラマ。池袋シネマ・ロサの前は映画『サクゴエ』の初日舞台挨拶を心待ちにしているお客さんで溢れかえっていた。

舞台に最初に現れたのは脚本と主役を熱演した弓削智久さん。初日舞台挨拶の司会も務めるマルチなイケメンだ。そして壇上に本田隆一監督、出演者の中村靖日さん、萩野崇さん、清水ゆみさん、大口兼悟さんを呼び舞台挨拶がスタートした。

弓削さん「本田監督、現場はどうでしたか?」
●本田監督「こんなに楽しい現場も珍しくて、帰りたくないくらいでした。非常に楽しい撮影をやらせていただきました。」集合時間の30分以上前にすでに全員集まっていたそうだ。
●弓削さんとダブル主演の中村さんは「今回スタッフもキャストも皆さん若いんです。」と語った。35歳の中村さんが最年長と言うのだから驚きだ。「“若くて熱い連中だな”というそんな息吹をスクリーンから感じてもらえればと思います。」

●熱のこもった作品性を萩野さんも語った。「寒い時期に撮影して、また寒いときに公開になりました。けど中身はすごく熱いです。」

●清水さんは「弓削さんが脚本を書いているというのを聞いて読ませてもらいました。そしたら自分の想像以上に本当におもしろかったです。」と脚本の良さを笑顔で語った。

●大口さんも脚本を絶賛した。「僕は脚本を読んで出させて欲しいって頼みました。それが実現して弓削さんの第一作目に出さしてもらって良かったなと思います。」

●弓削さんは最後に「僕の初めて書いた脚本はあの時期にしか書けませんでした。その時の勢いがつまった映画になっていると思います。作品づくりの熱い気持ちを98分で感じてもらえたら幸いです。」と語るとそれに応えるように観客の拍手が響いた。

映画『サクゴエ』は池袋シネマ・ロサにて公開中、11月10日からUP LINK FACTORYでレイトショーだ。

(Report:Hiromi Kato)