有楽町話題の新スポット、有楽町イトシアの中にある映画館<シネカノン有楽町2丁目>がついにオープン!これを記念して、こけら落とし作品映画『サウスバウンド』の舞台挨拶が行われた。映画『サウスバウンド』は人気作家、奥田英朗の同名小説が原作。極端かつ正論を吐く熱い父親(豊川悦司)を持つ家族の笑いと涙の物語だ。

●本日の舞台挨拶には長女役の北川景子、沖縄の警官役の松山ケンイチ、森田芳光監督が登壇した。森田芳光監督は北川と松山を「僕の大好きな役者さんですね。若きエースの二人ですから、私はこれからもこの二人を多く使うと思います。楽しみにしていてください。」と大絶賛!それもそのはず、二人は作中と全く違う風貌で舞台に立っている。完成度の高い役作りのエピソードを語った。

●ほとんどすっぴんで撮影にのぞんだ北川景子。家族を守るしっかり者の長女を熱演した。
「今までぱっちりメイクをして気の強い女の子を演じることが多かったんです。もっと自分の素を出していける役もやってみたいと思っていたときにこの役を頂きました。とても嬉しかったです。まゆげもわざと太く書いたりして楽しんでできました。」とはにかむような笑顔を見せた。

●一方、松山ケンイチはかなり熱を入れて沖縄の方言に挑んだ。
「僕も青森出身で方言を持っていて、方言をしゃべるのがすごく好きです。方言を違った形で出せることが嬉しいですし、どちらかというと方言があったほうが役に入りやすいです。方言指導の先生も居て、沖縄弁を話していくうちになじんできましたね。」と謙虚に語る姿が印象的だった。

今作の見どころは豊川悦司扮する親父だと二人は語る。
●北川は「豊川さん演じるお父さんを見て、子供のような純粋な心を持ったまま大人になれる人って少ないと思います。この映画を見て疲れていた気持ちがすっと楽になってくれたら、この映画の伝えたいことが伝わったんじゃないかと思います。是非楽しんで見て下さい。」と語り、親父がかなり魅力的なキャラクターだとアピール。
●松山は「子供にとって親は一番影響を与える存在で、お父さんは一番身近なヒーローだと思います。もし間違って植えつけられた常識みたいなものを壊していけたらとこの作品を通じて思いました。僕も子供ができたらこんな父親になりたいと思います。」と熱くコメントした。

二人を魅了した親父の“強烈だけど意外に正しい…親父語録”が下記の LINK 作品詳細『サウスバウンド』 でも見ることができる。これを読むと納得。もう魅了されていて、この映画を見たくなる!

(Report:Hiromi Kato)