同じ年に２つのアカデミー賞（『Ray/レイ』で主演男優賞、『コラテラル』えｄ助演男優賞）にノミネートされた初のアフリカ系アメリカ人俳優のジェイミー・フォックスが海外スターでは異例の最新主演映画『キングダム/見えざる敵』の初日に合わせて来日しTOHOシネマズ六本木にて初日舞台挨拶を行った。

アカデミー賞受賞後初の来日となったジェイミー・フォックスは、朝一番での上映を鑑賞し終えたばかりの観客の温かな拍手と盛大な歓声に向かえられ舞台に登場した。
終始歌を口ずさむなどノリノリな様子で登壇したジェイミーは大勢の観客を前に「こんにちは！！」と元気に日本語で挨拶し「よろぴく」など覚えたばかりの日本語を披露し笑いを誘った。

映画に出演したきっかけを尋ねられると「素晴らしいアクション映画ということに加え友情や絆を描いている部分にも惹かれた。」と説明しまた「監督やスタッフが最高だったから。」とも語った。
映画については、最初は政治的な映画かなと思うかも知れないけど、この作品は恋愛と友情の物語であり中東の人々の人間性が描かれている作品と解説した。

舞台上では歌を突然歌い出したり、ファッションモデルばりのポージングを披露するなどして集まった観客を大いに楽しませた。
その360度違った表情を見せる裏には、幼い頃から百面相をして遊んでいたという過去があるそうでその遊びが大人になった今俳優として活かされていると語った。

(Report:大野恵理)