10月6日、渋谷ユーロスペースにて映画『Wiz/Out』の初日を迎え出演者と監督による舞台挨拶が行われた。劇場にはレイトショーにもかかわらず、豪華出演者が登壇するとあり上映前から盛り上がりをみせていた。
映画『Wiz/Out』はある一組の大学生たちが、“誰もいなくなった”渋谷へ迷い込むことから始まる物語。なぜ?と考える間もなく次々と起こる異常事態を前に、笑顔の絶えなかった関係は一瞬にして崩壊し始める。彼らは町を彷徨いながらも、今までの偽っていた自分をやめ“本当の自分”を見つけてゆく—
登壇したのは、沢村純吉、原田佳奈、門脇みずほ、三箇一稔、佐右田謙、三好昭央、本作の製作、脚本、監督を担当し本作が長編映画デビュー作となった園田新監督。それぞれが初日を迎えた思いを踏まえ観客に挨拶した。

●沢村純吉
「今日はこんなにたくさんの人に観に来ていただけて光栄です。凄く長い時間をかけて作り上げた作品なので今日は楽しんでいってください。」

●原田佳奈
「今日は遠方から来てくださった方もいらっしゃるみたいで、本当にありがとうございます。この映画は一人ひとり皆さん感じる事が全然違う映画になっていると思いますので、最後までゆっくり楽しんでいってください。」

●門脇みずほ
「この映画は本当にみなさんの集大成で、映像も音楽も凄く素晴らしいので、色んな所から色んな目を持って楽しんでいってください。」

●三箇一稔
「テレ隠しでサングラスしてます(笑)めちゃめちゃ僕がいい芝居しているんで是非、僕だけを見ていただければと思います(笑)」

●佐右田謙
「この作品はみんなの気持ちが凄く入っているので、みなさんにそれが伝わればと思います。また、この映画を観て何かを感じて考えてくれればなと思います。」

●三好昭央
「(三好君と呼ぶファンの声に対して)抱きしめちゃうぞ!!(笑)この映画にもたくさんのスタッフが関わっています、その人たちと今日観に来てくれたすべての人たちに感謝しています。みんな大好き(笑)」

●森英博
「よく宣伝活動をしているとどんな映画ですかと聞かれます。僕はそのとき“感じる映画です”と説明するようにしています。といいますのも『Wiz/Out』という映画は一度観ていただいてから自分の中に取り込んでもらうと何かが溢れ出て来るような感動があると思うからです。今日はその感動を是非持ち帰っていただけたらと思います。」

●園田新監督
「今日という日を一緒に戦ってきた仲間と迎えることが出来て本当に嬉しく思っています。みなんさんが今までご覧になられてきた映画とは違う、凄く変わった映画だと思います。音と映像に身を任せて体感して頂きたいと思います。」

挨拶終了後には、観客からの花束贈呈があり出演者もにっこりとしながら締めくくられた。

(Report:大野恵理)