人のためになっていると嬉しい『エディット・ピアフ 〜愛の讃歌〜』ミニライブ付スペシャル試写会を開催!
9月29日(土)より有楽座ほか全国拡大ロードショーとなります『エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜』(配給:ムービーアイ)の公開と、イメージミニアルバム『クミコmeetsピアフ』の発売を記念いたしまして、シャンソン歌手クミコのミニライブ付スペシャル試写会を本日行いました。
国際フォーラムに敷かれたレッドカーペットには、石川さゆり、カルーセル麻紀、篠井英介、ほか豪華ゲストがぞくぞく登場。映画の応援に駆けつけてくださいました。
またライブが始まると、特別ゲストとして成宮寛貴さんも登場しました。
会場では、満員御礼となった会場にシャンソン歌手クミコが登場すると、客席からは大きな拍手が。
クミコ:ピアフはフランスの美空ひばりですね。向かい合うのは正直リスクがあります。シャンソン歌手として、シャンソンに真剣に向かっているという宣言でもあるんですね。CD“クミコmeetsピアフ”も出させてもらったのですが、今回ついに向き合ってしまった、という感じです。そのくらい私にとっては大きい存在なのです。
と挨拶をするとまず「愛の賛歌」を熱唱。続いて「バラ色の人生」「雀のように」「群衆」「私の神様」「水に流して」を歌い上げました。
司会:歌い終わった今のお気持ちは?
クミコ:あぁこれでピアフ漬けの日々も終わりかなぁという気持ちと、これからはまた新たな気持ちで向き合おうという気持ちです。とんでもない人生生きて生きて生きまくる!というのはどういうことか、ぜひ観ていただきたいですね。
そしてこの日は長年の友人でもある成宮寛貴さんがお祝いに駆けつけてくれました。ライブを聴いていた成宮さんが客席から赤いバラの花束を持って舞台に上がると、会場からどっとどよめきが。
成宮:素晴らしかったです。鳥肌が立ちました。僕が役者になるかどうか迷っていた17・18歳のときに、クミコさんのライブに出会って、とってもお世話になりました。
クミコ:こんなに立派になっちゃて・・・おばさん嬉しい!(笑)私自身もクミコという名前で再スタートしようとしていた頃、成宮さんは受付をなどのお手伝いをしてくれたんですよ。今考えるとスゴいですよね。お互いの転機に出会い、他人とは思えないシンパシーを感じています。
成宮:クミコさんに初めて出会った瞬間は、ものすごいパワーで、情熱的で、言葉がそのままクミコさんの口から溢れているような衝撃的なものでした。言葉がでないという感じです。人が変わる瞬間ってパワーが必要だと思うのですが、自然とクミコさんには惹きつけられて通っていましたね。
クミコ:その頃の経験が無駄になっていなければ、おばさん嬉しいですよ。
成宮:そして僕からも、お誕生日おめでとうございます。(会場は拍手)
クミコ:今日は良い誕生日だわ!
司会:今日でおふたりは歳の差25歳になるんですよ。
クミコ:ピアフも最後の彼は20歳の若い子だったから私もいけるかしら!若くて才能があって美しい方といるとたくさんの栄養をもらうようで…もっと長生きしてしまいそうですね!
司会:成宮さんは歳の差の恋愛についていかがですか?
成宮:僕はあまり歳を気にしないですね。25歳になって更に幅が広がったような気がします(笑)
司会:最後にみなさんにメッセージを
成宮:ピアフの人生は、僕ではとても受け止めることができない、僕はまだそんな器ではないな、と実感させられる壮絶なものです。共感というよりも、自分は自分にまだちゃんと腹をくくってないんじゃないかなと思ってしまいました。いつか共感できるような大人になりたいな、と思います。今日はみなさんぜひ楽しんでください。
クミコ:特殊な人の人生です。それぞれが生きるときの何かしらの力、私の場合は強さをもらいました。以前は後ずさりしてしまう性格だったのですが、私は「どんなときも攻めでいこう、前向きに行こう、逃げない!(同級生の安倍さんは逃げたちゃったけど(笑))と変わりました。みなさんきっと何かしらヒントが見つけられる映画にだと思います。
≪囲み 成宮寛貴さん&クミコさん≫
クミコ:こんな人はいない 神様が選んだ人の人生なんだと思う
成宮:あまりにも存在が大きすぎて。覚悟を決めた、腹をくくった人のお話。自分はまだまだだなぁ、と思いましたね。また歳を重ねてから、観たいなと思いました。
クミコ:本当はシャンソン歌手というものは最初にピアフに向かうのですが、私は25年目にして、です。成宮さんもおっしゃっていましたが、ある程度の歳にならないと対峙できないなぁと。だから歳をとるっていいかも!って思いましたね強くなくちゃ歌えない、強くなくちゃ生きていけない、って改めて思いました。
成宮:役者を始める前にこれからの人生をどうしようかなと思っているときにクミコさんに出会って、チケット配りとかさせてもらってましたね。
クミコ:性別とか年齢とか突き抜けたような、妖精のような存在でしたね。人気の的でした。その時から良い意味で野心を持っているな、強い目をしているな、きっと何かやるんじゃないかなと思っていました。
成宮:クミコさんの歌ってものすごく力強くて、いろんな色があって。次のステップにいく勇気をもらったなぁと思います。あらゆる出会いが自分の人生に影響があると思うのですが、クミコさんはその一人です。
クミコ:生きててよかった(笑)やっぱり人のためになっていると嬉しいです。
●ピアフには死ぬ前、若い彼氏がいましたが?
クミコ:ピアフはそのまえに色んな方との情事があって、最後は若い彼になったんですよね。私はその前の色んな経験がないので、その後成宮さんにお願いしようと思います(笑)
成宮:歳の差は関係ありません!器が大きい人ってやっぱり魅力的ですよ。
●今日は久しぶりだったんでしょうか?
成宮:6年ぶりだったんですが、この間病院で偶然で会ったんです。
今日は映画を観ているようなライブでした。歌でいろんな表現ができるんだなと、本当に素敵でした。
クミコ:シャンソンってやっぱり若い方はあまり聴かれないので、そう言っていただけると嬉しいわ。