イ・オンヒ監督、イ・ミヨン&イ・テランの
ガールズ・トーク記者会見で映画の魅力を語る

 9月19日夕方、韓国ソウルのCOEXモール内にあるシネコンMEGABOXで、映画『肩ごしの恋人』の完成披露試写会が開かれた。
 韓国では10月18日から、そして日本では11月23日からの公開が決定しているこの唯川恵原作の大ベストセラー小説の映画化には多くの注目が集まり、韓国で初めてのお披露目となるこの試写会にもたくさんの取材陣が集まった。
 映画上映後に壇上で行われたイ・オンヒ監督と二人のヒロイン、イ・ミヨン&イ・テランの記者会見でも、原作を読んでいるジャーナリストたちから、原作と映画の違いなどについて熱い質問が飛んだ。
 デビュー作『アメノナカノ青空』に続く第2作目でこの日韓合作の監督に抜擢されたイ・オンヒは「原作のよさを生かしながら、自分を含めた韓国の女性たちの等身大の姿を反映して自分なりの作品を作り上げました」とコメント。
 主役の一人、独身で”恋愛至上主義”のジョンワン役を演じた人気女優イ・ミヨンは、「最近こういった等身大の女性を演じる機会がなかったので、楽しみながら演技しました」と語った。もう一人の主役、既婚で”結婚至上主義”のヒス役のイ・テランは、「TVを主な活躍の場としていたので、こんな素晴らしい映画の主役としてこの完成披露の場を迎えられてとてもうれしいです」と感極まって涙ぐみ、監督やイ・ミヨンになぐさめられる一幕もあり三人のチームワークを感じさせた。
 女性原作者、監督、脚本そして二人のヒロインという、まさに女性たちが作り上げた女性への応援映画である『肩ごしの恋人』、日本では11月23日(金・祝)より、お台場シネマメディアージュほかにて公開される。
 10月下旬には、第20回東京国際女性映画祭のためにイ・オンヒ監督の来日も予定されている。