釜山で出会った男女のせつなくもほろ苦い青春映画『ボーイ・ミーツ・プサン』の初日舞台挨拶が行われた。
「釜山はラーメンがおいしかったです!あれ、そういう話しじゃない?(笑)」と顔を見上げるように笑うのは川村亜紀。
登壇している柄本佑、江口のりこ、武正晴監督も釜山フードはお気に召したよう。

すべて釜山で撮影が行われた今作は武監督初監督作品。チーフ助監督として多くの作品と携わり、井筒和幸監督は武監督を“鬼軍曹”と称した。その“鬼軍曹”の噂は柄本、江口の耳にも届いていた。

柄本は「僕今度武組とやるんですよって言うと『大変なことになるぞ』とか言われたりして(笑)でも現場に行ったら全然怖くなくて淡々していましたね。」と噂と現場のギャップを明かし、江口は「武さんが助監督されていたときは一言くらいしか話したことがなかったんです。でも武さんが監督によくしゃべる人に変わっていました。武さんの初監督作品に出るって俳優やスタッフの方に言うと『頑張って』とものすごく応援してくれましたね。(笑)」と笑いながら語った。
二人とも武監督を“鬼軍曹”ではなく“武さん”と親しみを込めて呼んでいた。
武監督の助監督時代に一緒に仕事をしたことがある川村は「怖いという印象より、演技について誉めてくださったりする印象のほうが強かったですね。だから武さんの初監督作品呼んでもらえたぁ!と楽しく韓国に飛びました。(笑)」と“武さん”を見つめながら話した。

低めの声で照れ笑いを浮かべる“武さん”は三人の出演者を「もう最高でした。上手い人ばっかりで何も苦労せず楽しんでやらせて頂きました。この三人本当に名優なので!ほんと上手いですから!何回も見に来て下さい!」とゴリ押しした。

渋谷シネ・ラ・セットでモーニング&レイトショー!
9月23日(日)21時半の回
ゲスト:柄本佑 江口のりこ 武正晴監督
9月24日(祝)21時半の回
ゲスト:三原光尋監督 武正晴監督 ほか予定

(Report:Hiromi Kato)