9/14新宿バルト9にて、スペイン・ラテンアメリカ映画祭開催に際し、記者会見と舞台挨拶が開かれた。4回目となる今回は、長編13作品、短編4作品。記者会見には、日本でもヒットした『天国の口、終わりの楽園』のほか、『ターミナル』等でハリウッドでも活躍し、今回『夜のバッファロー』で主演を務め、また『チャベス』で初めての監督に挑戦したディエゴ・ルナとその『夜のバッファロー』の製作を担当したパブロ・クルスが登壇、また舞台挨拶にはこの2人のほかに、3人の監督が登壇した。

記者会見で、ディエゴは『夜のバッファロー』に関して、
「今までとは全く違う役だった。この映画は、今の若者をテーマにした物語。今、若い人たちは、人とのコミュニケーションが下手になっていたり、殻に閉じこもってしまいがちだ。それをテーマに話すことの大切さ、コミュニケーションの重要さを伝えたい」と語った。

また、自身が初の監督に挑戦した『チャベス』に関しては、
「ドキュメンタリーというのは、自分の声を伝えるのには、とてもいい方法だと思ったので、今回はドキュメンタリーに挑戦した。この映画はボクサーを扱ったものなんだけど、ボクシングの顔、表情というのは、とても画になると思う」とコメントした。

舞台挨拶では、満員の客席を見て、
「満席って聞いて信じてなかったんだけど、ほんとに満席でうれしいよ」と喜びの笑顔をのぞかせた。

また、舞台挨拶の最後には、観客の質問にも答えるというサービスを見せ、東京で一番したいことは何ですかをいう質問に、
「築地で朝ごはんを食べたい」と笑顔で答えた。

9/14〜9/20東京・新宿バルト9、9/22〜9/24大阪・梅田ブルク7にて開催。

(Report:Kazuhiro TAKAHASHI)