リュック・ベッソン監督の最新作『アーサーとミニモイの不思議な国』の公開に先立ち、主役のアーサーを実写とアニメーションの両方で見事に演じたフレディ・ハイモアが初来日を果たし、6日に都内で会見を行った。
フレディ・ハイモアはジョニー・デップと『ネバーランド』『チャーリーとチョコレート工場』で二度共演し、子役ながらにして十分な存在感を持った俳優であり、今回の作品では、声優に初挑戦。見事にその才能の幅を見せ付けた。

大俳優たちとの共演となった今作だが、緊張はしなかったのだろうか・・・
「会う前に、あぁ、これからあの役者さんにあうのかぁ・・・と思うと、確かにちょっと緊張したけど、実際に会ってみたら、みんな普通の人たちばかりで、みんな僕に優しくしてくれたから、とても楽しく撮影できたよ」

今回演じてみたミクロの世界については、
「ミクロの世界っていうアイデアはとてもグッドだよね。子どもたちはみんな、小さな虫たちと遊んだりするのがあたり前だからね。もし僕が実際にミクロの世界に行ったら、いつもと違う目線でそういう小さい生き物たちとであったりするのはとても楽しいことだと思うし、いろんなところへ冒険してみたいな」とコメント。

今回は初めての声優に挑戦したが・・・
「声優だから、声だけで演技するっていうわけではなくて、基本的には、いつもやってる演技と同じ。つまり、その役になりきって演技するんだ。ただ、実写とちがって、相手がそこにいないっていうのが難しかったな。キスシーンがあったんだけど、そのシーンは一人だけでいろんな想像をしながら録音したんだからね。いつか実際のキスシーンがあったら、それはそれでまたやってみたいな(笑)」

「今回の見所は独特なアニメのルックスはもちろんのこと、実写での家族たちのわきあいあいとした息のあった演技だね。実写とアニメが半々っていうのは、新鮮でとてもおもしろいと思うよ。」
フレディは終始笑顔で会見し、最後にこのようにしめくくってくれた。

9/22 丸の内プラゼールほか松竹・東急系にて全国拡大ロードショー

(Report:Kazuhiro TAKAHASHI)