9月1日(土)埼玉県熊谷市の妻沼中央公民館大ホールにて、「さよなら、クロ」「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」の松岡錠司監督最新作『歓喜の歌』のクランクアップ会見が行われた。会見には、松岡監督、主演の小林薫をはじめ、6年ぶりの映画出演となる安田成美ほか、主要キャストが劇中の真冬の衣装で登壇。連日の猛暑の中で行われたロケのエピソードや、作品の出来栄えなどを語った。また、会見の後には、2つのママさんコーラスが700人のエキストラを前に「歓喜の歌」を歌い上げる壮大なクライマックスシーンの撮影が行われ、その模様が報道陣に公開された。
登壇者のコメントは以下の通り。

小林薫:一番暑い8月に、しかも熊谷で冬物を着ての撮影は、映画の撮影と云うより耐久レースみたいな感じで過酷でした。

安田成美:6年ぶりの出演と云う事で、よく出られたなと半分思いつつも、頑張ってやろうと思い、毎日ドキドキしながら現場に入っていました。

伊藤淳史:大先輩に囲まれて、幸せな時間を過ごしています。小林さんのお芝居に吹かない様にするのが大変な現場です。

由紀さおり:音楽がふんだんにドラマの中にある作品です。歌うことの大切さ・意味を教えてくれる作品になると思います。

浅田美代子:ママさんコーラスの話と聞いて、ワクワクして台本を読んだら、一切歌わない役で、あ〜そうか…と思いました(笑)。

松岡錠司監督:暑い中、冬のシーンを撮っていたので、俳優の方々には苦労をかけましたが、自分なりに手応えを感じています。画面には冬の情景がきちんと映っていて、胸をなでおろしました。