世界の歌姫エディット・ピアフの生涯を描いた『エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜』。「愛の讃歌」「バラ色の人生」「水に流して」等数々の名曲を世に送り出した不世出の天才の47年間を描いた涙と喝采の物語。
来日が2度目という主演のマリオン・コティヤールと監督のオリヴィエ・ダアンが来日。都内で記者会見を行なった。

−−−偉大なる“エディット・ピアフ”の人生を描くことに対して。

オリヴィエ・ダアン監督「撮影時は俳優陣はもちろん、スタッフ全員が”エディット・ピアフ”という偉大な歌手を表現することに全力を尽くしていました。すべてに一体感が生まれ、現場には大きなエネルギーが生まれました。それはスクリーンでも感じていただけると思います。みんながとても集中して仕事をしていました。あまりにもエネルギーに溢れていて、私がサボっているんじゃないかと感じるくらいです。特にマリオンは素晴らしく、役の中に完全に入り込んでいました。」

−−−偉大なる“エディット・ピアフ”を演じることに対して。

マリオン・コティヤール「ピアフという人は、フランス人として知らずに過ごすことは出来ない人物なのですので、もちろん曲は知っていましたが、実はこの映画に関わるまで、彼女の人生については全く知りませんでした。シナリオを読んで、いよいよ準備をしなければということでたくさん勉強をしました、資料を読んだり、残っている当時の映像などをみて発見していった感じです。その中で彼女への親密感を感じることもでき、偉大さということに対するプレッシャーがなくなりました。もちろん彼女自身を裏切るようなことはしまいと思いましたが、フランス人にとっての”アイコン”であるということが不安にさせるということは全くありませんでした。」

9月下旬、有楽座ほか全国ロードショー

(Report:Yasuhiro Togawa)