18日に公開される新垣結衣が初主演する映画『恋するマドリ』の完成披露試写会が都内で行われた。舞台挨拶には、共演の菊地凛子、大九明子監督と共に舞台あいさつに登壇した。

<舞台挨拶 囲み取材Q&A>

■挨拶を

大九:今日は梅雨も明けた暑い中、足をお運びいただきありがとうございました。
私にって長編初監督作品になりました。スタッフ全員の顔合わせのときに、カメラもにっこり、現場もにっこりであれば、良い映画が撮れるんじゃないかという話をさせてもいました。観た方が、映画館を出るときににっこりしてくれれば嬉しいと思います。

新垣:とてもにっこりな現場で、私もにっこりで撮れた作品です。楽しんでもらえれば嬉しいです。

菊地:多くの方に集まっていただいて嬉しいです。現場も楽しい現場で、仲良く、あったかい、そんな雰囲気がでている映画だと思います結衣ちゃんもかわいらしくて。映画を楽しんでいただいて、気に入っていただけたらお友達やご家族の方に勧めていただけると嬉しいです。

■映画初主演ですが、その感想は?

新垣:そんなに主演ということを考えずにやりました。主演だろうとそうでなかろうと、良い演技をしてみてもらう。やることは一緒だ!と。特に考えないようにしていました。

■歌手にも挑戦されましたね

新垣:すごく恥ずかしいんですけど、スクリーンで自分で観てみて、映画の雰囲気に合っているなぁと思ったので、そこは満足しています。
レコーディングは最初あまり楽しめず、エンディングとは違うもう1曲のほうでうまくいかず、エンディングの曲に入る前に泣いてしまって。。泣いてすっきりした後に歌ったらうまくいきました。歌って、ほんとにそのときの心情が表れるんですね。

■主人公ユイにとって憧れの女性を演じられましたが?

菊地:少女性が残っているような役柄だったんですが、強がったり虚勢をはってみたり、女性ならではのことだと思うんですね。ユイにとって憧れの女性でもありますが、ユイちゃんに救われた役でもあると思います。年下に教えてもらうこともあるし、彼女の無邪気さをみて自分らしさってなんだろう?と考えることってあると思います。

■自身の考え方と似ている部分は?

菊地:誰にでもどこかちゃんとしなきゃいけないな、と思うことってありますよね。ここだけはちゃんとしなきゃ、というような。そういったところは私にもあるし、みんなにもあると思いますよ。

■お互いに会う前・後での印象は?

新垣:菊地さんにお会いする前、朝のワイドショーで毎日お見かけしていたので、話せるかなぁとかすごく心配していました。でも実際にお会いすると全く違っていて、いつでも窓を開いてくれている方で。私わりと人見知りなんですけど、自分から話しかけたりして、それをいつでも笑って聞いてくれる。自分にとって素敵な方、憧れの方という設定ですが、全然芝居しなくてもできるな、と思いました。

菊地:聞いてて鳥肌立っちゃったんですけど…笑 素直に嬉しいです。私は結衣ちゃんと言えばかわいらしい笑顔が印象でした。実際にお会いするとありえないくらい美しい子です。気持ちもピュアで。一緒にいると、かわいらしくあるということ=女性ってそうあるべきだな、ということを学びました。本当にすごーくピュアなんです。話していても気持ちが良いんですよ。こちらが学ぶことが大かったですね。

新垣:私が最初に聞いたのは「双子座ですよね?」でしたよ…
菊地:笑 何か似てるところがあるって言ってたよね。
大九:あれ?私も言われたわよ。どっちなの??

新垣:監督は考え方かな…。菊地さんは雰囲気です。
別に気に入られようとかそんなんじゃないですよ。ほんとにそう思ってます!

■引越しが恋のきかっけになる映画ですね。もしご自身がこのようなシチュエーションになったら?

大九:もう結婚してるんであれですけど…。一度だけ一人暮らしをしたことがあるんですけど、周りは女子ばっかりだったので、、そのあたりの妄想も、この映画に盛り込んでいます(笑)。私は引越しそばは持っていけませんね。わりとシャイなので。。

新垣:私も引越しそばはもっていけないなぁ…。気になっても、自分で特別動くことはないと思います。待つ、待って過ぎていく…ですかね。

菊地:私も引越しそばはもっていかないって言ったら無難ですよね。えー、ピンポンダッシュでもしましょうか!

トークの後、3人によるフォトセッションへ。
ゲストも客席もにっこりな舞台挨拶となりました。