田舎で暮らす少女の日常をリアルに描き、長い間ファンに愛され続けてきた名作コミック「天然コケッコー」(原作:くらもちふさこ)を『リンダ リンダ リンダ』で一躍有名となった秀英山下敦弘監督が『ジョゼと虎と魚たち』の天才脚本家渡辺あやと待望の映画化を実現させた映画『天然コケッコー』の公開初日舞台挨拶が行われた。

登壇したのは、山下敦弘監督、本作で田舎町の少女・右田そよを演じTVやCMなどで大活躍中の若手女優夏帆、東京からの転校生・大沢広海を演じTVドラマに出演し人気急上昇中の若手俳優岡田将生、そよの母を演じた演技派女優の夏川結衣、そよの父を演じ今や日本の映画界になくてはならない存在である佐藤浩市、田舎の分校に通う生徒たちを好演した柳英里沙、藤村聖子、森下翔悟、本間るい、宮沢砂耶。

夏帆と岡田を含めた子役たちは、夏を感じさせる可愛らしい浴衣姿で登壇した。

■初日を迎えての感想●

●夏帆「今日は凄く緊張しています(笑)今日を迎えられて、嬉しいんだか寂しいんだか複雑な気持ちなんですけど、この作品は私も大好きなので沢山の人に観ていただきたいです。」

●岡田将生「初日を迎えてとても清々しく嬉しい気持ちです。この作品に関われて凄く良かったです。そして山下監督に出会えて光栄でした。」

●柳英里沙「去年の夏休み一ヶ月間みんなで楽しんで撮影でした作品なので、今日はみなさんに楽しんで頂けたら凄く嬉しいです。」

●藤村聖子「この作品はとても印象深くて、私にとって忘れられない夏になりました。今日はこんなに沢山の人に観て頂けて純粋に嬉しく思っています。ありがとうございます。」

●森下翔悟「初日の舞台挨拶ということで凄く緊張しています。この映画に出てくる自然は本当に綺麗です。山下監督からの演技指導を受けステップアップできたと思っています(笑)。」

●本間るい「映画を初めて観たとき、みんなが楽しく映っていて良かったです。」

●宮澤砂耶「映画を楽しんでもらってよかったです。映画に出られて楽しかったです。」

●夏川結衣「一年前この撮影をしていていたことを今朝思い出して、撮影当時暑かった事などを思い出していました。本作では、そよ(夏帆)の母を演じられて良かったです。この作品で山下監督と会うのを楽しみにしていて、少しだけでしたが一緒に仕事が出来て良かったです。」

●佐藤浩市「暑いですね。単純にそれだけじゃなくて、この映画が持っている雰囲気とかが映画館を温かく包んでいるのだと思います。様々なお客さんが同じ目線を向けてくれたなかな感じているのですが、皆様満足していただけたでしょうか?(会場内から拍手)良かった(笑)山下監督が次の作品が撮れるように沢山の人に宣伝してください。」

●山下監督「昨日は祝杯を挙げて飲みすぎてしまったのですが、夏休みというこのタイミングで公開初日を向かえられて本当に良かったです。この映画は凄く体感する映画というかどっぷりはまれる映画だと思います。夏休みは子供のものだと思いますが、大人がこの映画を観て夏休みを思い出してくれたら嬉しいです。ぜひ、スクリーンで2度3度観て欲しいです。」

可愛らしい浴衣姿で登壇した夏帆は「みんなと一緒に着れて嬉しい」と笑顔を浮かべながらコメントした。浴衣姿の夏帆を見ての感想を求められた佐藤は「浴衣っていいですね。日本人に生まれて良かったなー」とテレながら話した。また本作では田舎の素朴な父親を演じるに当たり「自然の風景の中に浮かないようにいるのがテーマでしたね。」と演技派俳優らしい貫禄のあるコメントを残した。
本作で坊主姿を披露した岡田は「自ら進んでやりました。」と強気な発言をしたものの、山下監督からは「切るときは半泣きでしたね(笑)」と暴露されてしまい、「夏は良いんですけど、冬は寒かった。」と笑いながら話した。
本作は、トロント国際映画祭に出品する事が決定している。出品にあたり山下監督は「海外の人の反応気になりますね。登場人物たちの生きている雰囲気は海外の人にも伝わると思います。見所は、綺麗な風景ですね。」とコメントした。

最後に来場した観客に向け監督からメッセージが送られた。

山下「本当に暑い中朝早くからありがとうございます。凄くここにいる自分が不思議です。一年前に撮影をして、あそこの世界に2ヶ月間ぐらい生活していたのが夢のようです。そういう時間がこの映画の中には流れていると思います。この映画で体験したことを是非家まで持ち帰ってください。」

自然豊かな田舎での夏の青春物語、ぜひ大人から子供までこの映画を通して山下監督が描く夏を体感してください。

(Report:大野恵理)

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