北海道在住の大原まゆさんの実話を元に映画化。Mayu−ココロの星−』が完成し、都内で記者会見を行った。
この映画は、21歳で乳がんを告知された女性、大原まゆさんが自らの体験を執筆した自伝「おっぱいの詩〜21歳の私が、どうして乳がんに?」が原作。監督は、『ダンボールハウスガール』などリアルで繊細な女性心理を描く松浦雅子。主演は、映画出演作が続く中、難しい役に挑戦、監督からも「一皮も二皮も向けた素晴らしい女優」とほめ言葉を頂き、本人もノーメイクで演じたと自信をもってコメントしている平山あや。共演は、塩谷瞬、池内博之、京野ことみ、浅田美代子、三浦友和ら。

原作の大原さんは、「よくある闘病映画では、主人公が死を迎えるような作品が多いようですが、私は作品には、生きる意味を持たせて欲しい、そんな作品になっていて感謝しています。予告編もちゃんと見ていませんが、台詞を聴くだけでも胸が熱くなります。だれもが、まゆちゃんになり得る、可能性もあるので、女性は検査を受けて欲しいです。」とコメント。

主演の平山あやさんは「演技が大変でした、演じていくとだんだん自分自身も辛くなってきて、痛みなどの表情なども難しい役でした。この作品で自分の中にあるものを精一杯出せたと思います。」と言葉をひとつずつ選ぶように大切なものをつかんだような目が輝いていたようです。

公開は、北海道を先行に、9月29日より全国で公開されます。

(Report:Yasuhiro Togawa)