原作は『家族狩り』で山本周五郎賞、ベストセラー小説『永遠の仔』では日本推理作家協会賞を受賞した、天童荒太による、6年ぶりに書き下ろされた最新小説「包帯クラブ」。TBS系の人気情報番組「王様のブランチ」でいち早く紹介されるや大きな反響を呼び、若い女性を中心に幅広い世代に読まれ感動を呼んで、現在18万部を超えるベストセラー。映画制作に当たっても多数のオファーの中、東映、TBSなどが製作に参加、石原さとみ、柳楽優弥のダブル主演として話題を呼び、メガホンを握ったのは、「池袋ウエストゲートパーク」などでイマドキの高校生のリアルに描いたことで高く評価されたヒットメーカーである堤幸彦。自ら空は大好きであるということで、会見開場は、TBSが見えるという六本木ミッドタウンの空見える会見場で行われた。
 友情、恋愛、裏切りと別離・・・傷つくことがすっかりカジュアル化している世の中、「癒し」という言葉が街中に溢れる時代。見えない「傷」が本当に癒される方法とは何だろうか?
 作品を完成させたキャストから癒しについて話題が飛び交った。
 柳楽優弥さんにとっての癒しとは?の質問に対して柳楽さんは「映画は包帯を巻いて傷を癒やす内容なのですが、僕も心の傷が癒やされました。石原さんはすごくやさしくって、明日もやさしくしてもらえるんだなーと思いながら撮影していました。やさしい人ばかりで幸せな撮影現場でした」とコメント。隣に恥ずかしそうに、石原さんは作品について「気持ちを込めて沢山の人に見て欲しい」と豊富を語った。
 撮影は、1月から約1ヶ月間、多数のロケ場所を探した末に高崎市内に決定し、撮影前には、出演者を高崎で合宿したそうです。1ヶ月の撮影期間の間の撮影休みでは、キャスト陣は、皆でカラオケやボーリングを楽しんだそうです。
 石原さとみが、癒したという柳楽優弥さんの自分で作ったという役作りにも注目。
 公開は、9月15日より全国東映系にてロードショー公開されます。

(Report:Yasuhiro Togawa)