映画『キリクと魔女』のミッシェル・オスロ監督が描いた長編アニメーション映画『アズールとアスマール』が初日を迎えた。日本語吹替版の制作にあたり映画『平成狸合戦ぽんぽこ』を監督された高畑勲が監修した。

日本語とアラビア語を織り交ぜた言語体験を演出した高畑は「私としては非常にうまくいきましたね。」と今作への自信を表した。

続いて日本語吹替版キャストも登壇し、アズール役で舞台を中心に活躍していた浅野雅博は「声で表現しようとするのではなく、役として生きなければだめだと監督から指示されました。」と苦労話を明かした。

舞台や海外ドラマの吹き替えなどで活躍しているアスマール役の森岡弘一郎は「自然に日本語とアラビア語がつながるように頑張りました。」と語った。

キッズモデルとして活躍中で今回、高畑から絶賛を浴びた岩崎響は「見ている人にシャムスサバ姫の元気なところが伝わるといいなと思ってたくさん練習しました。」と自分の役柄について語った。はきはきと受け答えする岩崎に大女優のオーラを感じる挨拶だった。

(Report:Hiromi Kato)