得意先の厄介ごとをもみ消すため、爆弾を仕掛けなければならなかくなったマンチーニは、清掃員になりすまして建物に滑り込み、爆弾のタイマーをセットしたところでエレベーターに閉じ込められてしまう。タイムリミットは90分。一刻を争う緊張の極限状態で、彼は味方の裏切りに気付き始める・・・。
サスペンス、コンゲーム、アクションが満載のイタリア映画『プラン17』が長編コンペ作品として上映され、プロデューサーのアレッサンドロ・パッサドーレがQ&Aを行なった。

Q:監督は兄弟だそうですが、今までどのような作品を作ってきたのですか?
A:アントニオ&マルコ・マネッティは今までPVを100本以上手がけていて、これが長編3作目です。とてもおかしな兄弟で、一人は太っていて、もう一人はすごくやせています。性格的にも一人はすごくおしゃべりで、もう一人は無口です。とても対照的な二人でおしゃべりな方が全体を仕切っていますが、二人はいつも一緒にいて、静かな方も常に現場にいなければならないのです。

Q:ビルの爆発がリアルでしたが、本当に爆破したんですか?
A:爆破するような予算はなかったので、デジタルエフェクトで作りました。爆破のエフェクトは担当した方にとって初めての経験でしたが、時間をかけて良いものを作ってもらったので、私たちも大変満足しています。

Q:最後の音楽が素敵でした。
A:使った音楽はイタリアで人気のアーティストなんですが、国内でCDを売っているのでインターネットで買うことができます。この映画では無料で使用する許可を頂きました。

Q:デジタルカメラを用いてアクション、スピーディな映像を撮る上でよかった点は?
スタッフ、俳優ともプロで35ミリフィルムに慣れている方たちでしたが、問題なく進みました。1ヶ月で撮影できたのはデジタルのおかげです。若いクリエーターさんが使えば良い経験になると思います。

(Report:Miwako NIBE)