SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2007の短編コンペティション3が上映されました。

融資課で働く男の物語『ゆうしのたなか』、“運命”をテーマに描いた『サイコロコロリン』、新感覚アニメ『レッツゴー番長デッドオアアライブ完全版』、“本当の言葉”を探し出す『trash words』の4作品が上映されました。
上映後には『ゆうしのたなか』高岡ヒロオ監督、『サイコロコロリン』ふるいちやすし監督、『レッツゴー番長デッドオアアライブ完全版』鈴木専監督、『trash words』佐藤克則監督と主演者の吉野紗香さん、北条隆博さんが登壇し、Q&Aに答えました。

■登壇者から会場の観客へ一言■

●高岡監督「普段カメラマンをしていますが12年ぶりに映画を作りたいと思いました。苦労して作ったものが皆さんに見ていただけて嬉しいです。」
●ふるいち監督「運命は必ずあると思います。運命に自分の欲望を投げつけて人生の形になる。そのようなことを考えていただけるきっかけになればいいなと思います。」
●鈴木監督「作品を見て勝手に考えるのが楽しいと思います。これからも見て下さい。」
●佐藤監督「いつもと違った制作体制で撮影して良い経験になりました。」
●吉野さん「撮影後は自分の役柄同様私自身も気持ちよく終えることができました。」
●北条さん「自分の役柄を表現するのが難しくて佐藤監督と一緒に役を何度も練りました。」

■Q&A■

Q制作費と制作日数を教えてください。

A高岡監督「制作日数はトータルで2日間ですね。制作費は8万くらいで半分は打ち上げの飲み代でした。」
Aふるいち監督「制作費はわざと自分の財布から少しずつ出して数えないようにしました。だからわかりません。(笑)撮影日数は2日間でしたが、役者の皆さんは1ヶ月半稽古をつんでくれました。僕にとってその1ヶ月半は宝物です。」
A鈴木監督「僕は2年半かかりました。紙を5千枚以上使って制作費は2万円くらいです。」
A佐藤監督「制作費は僕も詳しく聞いてないですね(笑)。撮影日数は4日間でした。でも最終日撮影が延長したので4日間半くらいですね。」

Q撮影エピソードについて教えて下さい。
吉野さん「撮影終えるのが遅くなったのは私のせいなんです。涙を流すシーンで上手くいかなくて。でも佐藤監督が励ましてくださったときに、とても気が楽になって泣いてしまいました。」

(Report:Hiromi Kato)

★『短編コンペ③』は7月18日(水)にも上映があります!