映画祭に関連してSKIPシティ映像ミュージアムが行うワークショップ「夏休みキッズムービー」で本木克英監督の講演会が行われた。

本木監督が手がけた映画『ゲゲゲの鬼太郎』、テレビドラマ『めぞん一刻』、2008年3月公開予定の映画『犬と私の10の約束』のメイキングビデオを交えながら子供達にわかりやすく映像製作について語った。
本木監督「ほんの数秒のカットを時間が許される限り何回も撮っていくというのが僕らの仕事です。限られた時間の中でいかに効率良く撮っていくか、それが趣味で映像を撮る人とプロとの違いですね。」

積極的な小学生が多く参加し、質問コーナーでは本木監督も驚くほど多くの手が上った。
Q.子供の頃は映画監督になりたかったですか?
A.映画監督になろうなんて全く思ってなかったです。ただテレビや映画が好きで人よりたくさん見ていました。

Q.どんなタイプの映画が好きですか?
A.僕は自分が撮っている映画はコメディが多いんですが、人間の深い心理を描いた映画が好きですね。

MC.最後にこれから映画づくりを仕事にしたいと思っている子供たちに一言お願いします。
本木監督「どんどん色んな映画を見てください。皆さん色んな可能性を持っていますから頑張ってください。好きなことを仕事にするのは大変ですけれど気持ちさえ強く持っていればなんとかなると思います。」

講演会終了後、本木監督は快くサインに応じた。“夢をかたちに”というメッセージ入りのサインに子供達は大喜びだった。
本木監督「子供達は目をキラキラさせて積極的に参加してくれましたね。将来に期待したいです。」と笑顔で語った。

(Report:Hiromi Kato)