韓国四天王俳優の1人、イ・ビョンホン。37歳の誕生日である7月12日に、3冊目となる公式写真集の発売となり、日本武道館にて記者会見が行われた。
スタッフにはデビッドボウイの写真で世界的に有名な鋤田正義氏をはじめ、一流のクリエーターが集結。全ての撮影がパリの美しい風景の中で行われた。
また、最新インタビューなどを収録したDVDもセットされて充実したイ・ビョンホンの魅力満載といった内容。
会見では誕生年と同じ1970年製のフランスボルドワ産のビンデージワインと花束が贈られ、「本当にありがとうございます、ワインは大好きなので嬉しいです。」とコメント。
最後に、写真集を購入した、する予定のファンに向け「楽しんで見て頂ければ。」と語った。
以下、会見の模様。

●今回の企画に賛同した理由は?
「まずパリという場所は鋤田さんが決めてくださり、鋤田さんが考えていらっしゃるパリと私の姿を兼ね合わせて、パリにいるイ・ビョンホンを撮ってみたいというふうにおっしゃっていました。それを聞き、パリに身を置いたら一体どうなるのか気になり、彼の作品世界や哲学的な考えを持つ方なので惹かれ、どういうものになるのか期待をしてこの仕事を始めました。」

●苦労した点は?
「足をケガして間もなかったので、本当なら足を補助する器具をつけている」時期だったのですが、それがつけられませんでした。
また、パリは予想外に風が激しく寒かったです。
着いた翌日朝5時から撮影がスタートしたので、本当にキツイ日程で疲れて顔がむくんでしまったりしました。」

●写真集発売を迎えた感想、お気に入りのカットは?
「今回、鋤田さんの写真家としての芸術性に非常に感嘆しました。それと同時に、パリという場所が与えてくれる妙な情緒が素敵な雰囲気を作り出してくれました。
気に入っているカットは、私がカメラを持っている写真です。」

●37歳という年を、どんな年にしたいと思っていますか?
「2日後に中国に行って新作映画の撮影をするので、来年の始めにはお見せできると思います。一生懸命仕事をする1年になると思います。」

●撮影中に出したアイデアは?タイトルについて
「タイトルは、写真集を制作して下さった方がつけたのですが、パリとイ・ビョンホンを組み合わせたタイトルと伺っています。
今回の撮影で自分から特にアイデアを出したという事はありませんでした。
鋤田さんの撮影の仕方というのは、何も言わず要求もしないので、最初は戸惑いましたが、後で伺ったところ、作られた表情ではなく、ありのままの姿を撮りたいと言っていたのを聞き、この先生は本当に写真家としての大家なのだな、と思いました。」

(池田祐里枝)