「アニマトリックス」「鉄コン筋クリート」など、数々の名作を生み出し続けるSUDIO4℃の下に、日本のアニメーションが誇る天才たちが集結。プロジェクト名は「Genius Party〈ジーニアス・パーティ〉」。世界が認める才能によって、全く新しいパーティ・ムービーがここに誕生した。

7月7日初日を迎え舞台挨拶が行われ、柳楽優弥、菊地凛子、矢部太郎(カラテカ)、栩原楽人、渡辺信一郎監督、佐伯幸枝プロデューサーが登壇した。

【挨拶】
柳楽「今日は観に来てくださってありがとうございます。ジーニアスのパーティを楽しんでってください。」

菊地「ご来場ありがとうございます。こんなたくさんの方が来て下さって大変嬉しく思います。楽しんでください、そしてもしよければ家族やお友達に宣伝していただけたら嬉しく思います。ありがとうございました。」

矢部「どうも、カラテカの矢部太郎です。えー私もですね、こういった素晴らしい皆さんと並ばせていただくと言うことで・・・はい、カンヌアカデミーショーと言うことで・・・(笑)僕もそういうことで言うと、卒業文集で“影の薄そうな人”というのでランクインしたことがあるんですが、その時は見事グランプリを獲得しました!(笑)本当に素晴らしい作品に参加させていただいて嬉しく思います。皆さん楽しんでください。」

栩原「皆さんこんにちは、栩原楽人です。今日はお集まり下さってありがとうございます。とにかくものすごい面白いんで今日は楽しんでください。」

佐伯プロデューサー「今日は観に来て下さってありがとうございます。こうやってご覧になって下さる方がいるから、ものづくりを私たちがやることができました。本当にどうもありがとうございました。今日観た感想をお友達なりに広めていただければと思います。よろしくお願いします。」

渡辺監督「渡辺と言います。これ、7本のオムニバス作品になっていて監督も7人いるんですが7人ずらずら来てもちょっと邪魔なので代表して僕が来ました。7番目に上映する“BABY BLUE”の監督をやっています。ずいぶん昔から長い年月かけて作っていたので、ようやく上映することができてよかったなという気持ちです。」

【作品の見どころは?】
柳楽「“BABY BLUE”の見どころは全体が見どころです。(笑)」

菊地「これから夏にかけて今の季節に合う作品になっていて、その中で淡々と若い人たちの時間が流れている作品です。そういうところを楽しんでいただけたらいいと思います。」

矢部「そうですね、見どころはやっぱ全体ですね。(笑)あと僕台本もらってびっくりしたのが、台本がスウェーデン語だったんですよ!最初にいただいた台本は日本語だったのに一週間後にもらったらスウェーデン語になってたんです!それを山口智充さんと覚えました。」

栩原「“ドアチャイム”の見どころは・・・焦る作品ですね。何か夢に出てきそうな感じです。」

佐伯プロデューサー「では残っている“上海大竜”と“LIMIT CYCLE”と“夢みるキカイ”なんですが、1回観終わって“面白かったな”って劇場から出たら忘れてしまうような感じではなくて、“何だったんだろう”みたいな感じ残るような作品です。あとに残る時間が持てるというところが見どころだと思います。」

渡辺監督「アニメーションというものが最近は3Dになっていて、手描きのアニメーションがどんどん少なくなってると思うんですね。実際アメリカではディズニーも手描きから離れて3Dになってるんですけど、その方が早くできるし効率的だからっていうのがあるんですが、この作品はそうじゃないと思うんです。料理にしたらスローフードだと思います。熟練したシェフたちがすごく時間をかけて一枚一枚手で作っているという意味で、いまどき貴重な作品です。こういう作品も生き残って欲しいなというところがあるので、皆さんもゆっくり時間をかけて味わって欲しいと思います。」

カラテカの矢部は司会者から「声優初挑戦でしたが主人公の役にかなり合っていましたね。」と言われると「そうですね、僕も声優としてのポテンシャルの高さに気付きました。」と自画自賛し、今後は芸人としてだけではなく、声優の方も視野に入れていくとコメントし会場は笑いに包まれ和やかな雰囲気の中舞台挨拶は終了した。

2008年2月に米ケネディセンターで行われる「ジャパン・フェスティバル」には世界に誇る日本文化の代表作として、ワールドプレミア上映が決定!!7人の映像作家の個性は、時に対峙し、時に共鳴しながらあなたの感性を直撃する。

(Report:Tomoko Koya)