111カ国で1億部のベストセラー!100年を超えて世界で一番愛されているうさぎ、ピーターラビット。そんな彼を生み出したのは、時は1902年イギリスの上流階級の女性、ビアトリクス・ポター。幼い頃に出会った動物たちの絵本でアーティストとして生きることを夢見ていた彼女は、編集者のノーマン・ウォーンと出会う。ノーマンに支えられ、絵本はベストセラーとなる。二人は恋に落ち、幸せを手にいれるが・・・。
波乱に満ちたポターの半生を全世界に紹介しようとメガホンをとったのは、『ベイブ』でアカデミー賞7部門にノミネートされた、クリス・ヌーナン監督。
ひたむきに、時に情熱的なポターを演じるのは、『ブリジット・ジョーンズの日記』のレニー・ゼルウィガー。運命的な初恋の相手ノーマンに、『スターウォーズ』三部作のユアン・マクレガー。今回『恋は邪魔者』に続き二回目の共演となる二人と、ポターとピーターラビットの“共演”、そして19世紀イギリスの美しい風景に注目したい。
今回、その映画『ミス・ポター』完成披露試写に、クリス・ヌーナン監督が舞台挨拶に訪れた。
監督は日本語で「私の試写会へようこそ。」と挨拶。
日本で公開できることの喜びを語った。

●来日ははじめてですか?「日本には何度も足を運んでいて、オーストラリアのミニシリーズのキャスティングのために来たのが最初です。」

●この題材を選んだ経緯とは?
「オーストラリアの子供たちは、小さい頃からピーターラビットたちの物語を読み聞かされているのですが、私は脚本を頂いた時に初めて読み、心を動かされました。彼女の描く世界観の素晴らしさというのは、かわいらしいライトな部分と我々の住む世界の複雑なダークな部分を描いているところだと思います。」

●二人のキャスティングの経緯
「『恋は邪魔者』の二人の素晴らしいケミストリーをまた見たいと思いました。今回もパーフェクトなペアです。ケミストリーというともう一組、ピーターラビットとポターの関係にも注目してほしいです。」

(池田祐里枝)