1950年代の人気テレビドラマ『スーパーマン』で人気を博した俳優ジョージ・リーブスの謎の死に迫る映画、『ハリウッドランド』が彼の48回目の命日である、本日6月16日(土)に公開となりました。
劇場には、ジョージ・リーブスの遺影が飾られ、初回上映前に観客らがジョージ・リーブスを偲び、48本の白い花を献花しました。

訪れた観客は、『当時、(TVシリーズ)スーパーマンを観ていたので、子供ながらに、スーパーヒーローであるジョージ・リーブスの死はとてもショッキングな出来事だったのを覚えている。』『もう、48年も時が流れてしまったのが信じられない。』、など、遺影の前に長い間立ち、リーブスの死について思いを馳せている人が多く見られた。

また、映画については、『事件の事を実名で描いてしまうのが凄い、観る前からすごく楽しみだ。』、『みんなのヒーローであるジョージ・リーブスがこうやって映画の中でまた見れるのは嬉しい反面、実際起きたことを思うととても考え深い。』、とみな様々な感情を彼の遺影の前で表した。

映画の公開初日が命日と合い、しかも初日が土曜日という奇遇もジョージ・リーブスが彼の死の真相を再度皆に知ってもらいたかったのではないか、とさえ思える。今、ある意味ヒーローが必要な日本に、アメリカのヒーローが問いかけるものとは何なのか・・
改めて社会までも見直す作品となりそうだ。

(Report:Yasuhiro Togawa)