「日本のファンは、ジョン・マクレーンというキャラクターを愛してくれているから、絶対に日本からプロモショーンを始めたかったんだ!」と話しつつ、パネル前の撮影に答えるブルース・ウィリス。そしてなんと、『ダイ・ハード4.0』の公開がここ日本で世界最速上映されることも決定しています!

絶対不滅の男、ジョン・マクレーン刑事を演じ続けて20年。
いつまでも第一線で輝き続けるブルース・ウィリスにとっても、今回の撮影は家に帰りたくなるほど大変だったそう。「撮影はかなりハード(笑)だったけど、キャストが良かった。(この時から両脇に座っていたジャスティンとマギーがおしぼりの投げ合いを始めた)そのおかげで、レン(・ワイズマン監督)がだしてくれた素晴らしいアイディアである、マギーとのエレベーターシャフトでの戦いは素晴らしいものになったよ。そして、今回の作品はアクションの要素に加えて、ヒューマンドラマが加わった。それは、ジョン・マクレーンの娘ルーシーと彼との絆の部分。彼女には、ジョンのはなっぱしらが強くて傷つきやすい性格がちゃんと遺伝されている。それを僕はマクレーニズムと呼んでるんだけど。そして、人びとが被害者にならないように、自分を犠牲にできることができる強さ。今回はそういったところも見て欲しい。第1作目をきっと彷彿とさせると思う。こんな風に僕が真面目に話しているのに、こんなことをやってじゃれているふたりがいたからこそ、できた作品だよ(笑)。」と作品の見所を話した。

ジョン・マクレーンにとって最強の敵となる、マイ役のマギー・Qにとって『ダイ・ハード4.0』に出演することはどういうような意味を持ったのでしょうか。「肉体的には辛かったけど、ジョン・マクレーンのような強い男を相手にして学ぶことはたくさんあったわ。そして、ジャスティンの生まれ持った喜劇の部分は見ているだけで幸せだった(笑)。こんな経験ができて本当によかったと思っています。ハリウッドは、アクションの準備のために、数ヶ月くれるんだけど、今回は私のスケジュールの都合で1週間しかなかったので、撮影中も練習していたわ。苦労もあったけど、常に真剣な気持ちで取組めたことが良かったと思っています。」と話した。では、『ダイ・ハード』シリーズに共に初参加であったジャスティン・ロングにとってはどのような経験になったのか。「ブルースのことが大好きだったから、出演が決まった時はもう飛び上がったよ。でも、僕はこの2人のように早く動けないんだよね、ケータリングはおいしかったな。」と、おちゃらけてみせる。「ジャスティンは、映画界に君臨してきたジョン・マクレーンと対峙しながらも自分らしさをきちんとだせる俳優だよ。ユーモアのセンスもいいしね。」と、ブルースがジャスティンの魅力を語った。

さて、この時すでに時間は、会見の前にあったキャストの取材が伸びたために、予定時刻をオーバーしていました。けれど、日本を愛していると豪語するハリウッド俳優はやることが違います!「自分のせいで遅くなってしまったから、まだやろう!」と話し、自分でインタビュアーをあてていく。関係者は大慌てで、まさに、ダイ・ハード!
「その年になっても、若さと強さを保っている秘訣はなんですか?」という質問に、「それはこの年になっても、僕が演じることが好きだからだね。そして、僕のことをずっと支えてくれたスタッフ、特にレンには感謝している。彼が『ダイ・ハード』を観たのは、16歳の時なんだ。そして時は過ぎて、僕がアクションを休むと公言してから、レンが『4作目はこう作りたい!』と、素晴らしい企画書を持ってきてくれたから、僕はジョン・マクレーンを演じることができた。1作目を観たファンの方たちにきっと子供が生まれて、いっしょにこの『ダイ・ハード4.0』を楽しむことができると思うんだ。ぜひ、観て欲しいね!!」と、目をキラキラさせて話すブルース・ウィリス。

『ダイ・ハード4.0』のストーリーは、サイバーテロリストにアメリカが占拠されてしまうという大事件に、ジョン・マクレーンが巻き込まれ行くというもの。話はテクノロジーを中心に据えたものだが、映画の作り手は、どんなに時間が過ぎようと、アナログで繊細でそして熱い!ぜひ劇場で、ヒートアップして下さい!

(Report:Kanako Hayashi)