ギリシアのスパルタ王レオニダスとわずか300人のスパルタ兵が、100万人のペルシア大軍と空前絶後の壮絶なバトルを繰り広げる!ヘロドトスの歴史書に記され史上最も困難な戦いの一つとされるテルモピュライの戦いを描いた壮大なアクション超大作映画『300<スリー・ハンドレッド>』の公開を6月9日に控え、ジェラルド・バトラー、ザック・スナイダー監督、原作のフランク・ミラー、ほかプロデューサー3名が来日記者会見に出席した。

原作者のフランク・ミラーは、「自分にとっては夢が実現したプロジェクトなので本当にうれしく思っています。」 と挨拶し、ザック監督は、「3月から私達は映画の宣伝で世界各国を回って、日本が最終地点です。プレミアでたくさんの人の熱意に迎えられ、見たことないような最大規模の演出でした。」と6月7日のプレミアを振り返った。レオニダス王を演じたジェラルド・バトラーの第一声は「こんにちは、日本大好き!」と日本語で。「ブラジルでこれ以上の歓迎はないだろうと思ったんですが、はるかにブラジルを越えたと思います。この映画を誇りに思っているのでぜひ皆さんに見て頂きたいんです。ザックは天才です!」と話した。

Q:この映画の前と後では何が違いましたか?
ザック監督:2002年からこの映画の企画に参加していましたが、なかなか出資者がいなかたりして、もう作られないのではないかと思っていました。ハリウッドの映画監督としても危うい状況だったんです。撮り終えたことで変わったことは、今は映画監督が仕事になっていることです。
ジェラルド:最近は洋服を脱ぐのが心配です。映画『300<スリー・ハンドレッド>』を見るとああいう体だと思われてしまうが恥ずかしくて脱げないよ(笑)。商業的にも批評家の間でも成功するというのは素晴らしいことです。日本では『オペラ座の怪人』もヒットしましたが、『300<スリー・ハンドレッド>』が非常に大きい。今では脚本もアクション映画だけでなくコメディーやドラマなども来ます。これは最高です。今一番誇りに思っているのが映画『300<スリー・ハンドレッド>』です。

Q:精神面、肉体面での役作りについて
ジェラルド:最初にロスで自分のトレーナーに付いてトレーニングを始めました。素晴らしいことにザックが狂うほどのフィットネスフリークなんです。彼ののトレーナーにも付きました。それ以外にもボディビルダーが付いて、一日何時間もトレーニングを毎日やりました。撮影中もウエイトをやるんです。そうすることで精神面も鍛えられ、スパルタ人になりきっていったんです。

Q:肉体を見られることをどう思いますか。もしあの時代に生まれていたとしたらスパルタ人になりたいでしょうか?
ジェラルド:世界中の女性が僕の体を見ることについては「全く気にならないよ」と、言いたいところですが、すごくかっこいいなと思います。自分でも僕の体を見てワアッとなるというのはすごく素晴らしいことです。今までは皆がエーッ?と言っていました。当時はすごいトレーニングをしたので、僕自身も鏡を見ると「わあ、本当に僕?」と疑うこともあったし、他人の体に僕の頭がついているような気がしました。実際そうやって撮ったんですね。それはジョークですけど。非常にスパルタ人の生活は良いと思うんですね。純粋な価値観を持っていて一生懸命トレーニングする。かなり極端ですがそれも好きなんです。戦士になれたかどうかはナヨナヨしているので多分できないと思います。

Q:世界中で記録的な大ヒットの要因はどこにあると思いますか?
フランク:私は子どもの頃から消えない映画のストーリーだったんです。あまりにもストーリーがすばらしいと映画や本にするのは難しい。クリアにストレートに描いた監督の力量があったんだと思います。色々なスペースを埋めていったプロデューサーを含め、みなさんが良いものにしてくれたと思っています。
マーク・カントン(P):フランク・ミラーのユニークな物語と、独自なビジョンを持ったザック・スナイダーの革命的な映像とのコラボレーションによるところが大きい。どこの国でも同じシーンに反応してくださっていました。それはキャラクターがどれだけ描かれているかが問題になってくると思います。またこの映画では王と王妃が対等に話しているが普通はありません。監督がまっすぐ進めるように導くのがプロデューサーとしての仕事だったと思います。
デボラ・スナイダー(P):この映画は本能的で特別な経験をさせてくれるので映画館に行って見たいと思ってくれるようです。乗り物に乗っているようなワクワク感、またはロックコンサートのようなエネルギーを発散するような経験をしているところが新鮮だと思います。
ジャンニ・ヌーナリ(P):情熱と決意、その二つが成功の秘訣だったと思います。私たちは一致団結していました。これで別れてしまうのが悲しいんです。

Q:斬新な映像のイメージを作り上げてきたか?
フランク:リアリティよりも地獄のような物語を描きたいと思って描きはじめました。スパルタ人がどれほどつらく苦しい経験をしたかということに集約しました。僕が描き足りなかったところザックや彼らのクルーががんばってくれて、厳密にスクリーンに驚くほど素晴らしいものに作り上げてくれました。
ザック:映画作りは常に困難を伴いますが、楽しいことでもあります。いろんな才能や意見をまとめて作るわけですが、フランクのイメージがまずありました。それを完全に信じて絵をそのまま動かせるようなことができたら違う映画になると確信し、それを哲学と指針にして作っていきました。

(Report:M.NIBE)