夏休み恒例のポケモン・ザ・ムービーは今年、記念すべき10周年を迎える。06年9月28日に発売されたニンテンドーDS対応「ポケットモンスター ダイヤモンド・パール」、同日にTV東京系で放送スタートしたTVアニメ「ポケットモンスター ダイヤモンド」はすでに子どもたちの間で話題沸騰中!そして、待望の『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド・パール ディアルガVSパルキアVSダークライ』では、神と呼ばれるポケモン・ディアルガとパルキア、そして今まで発見されることがなかった幻のポケモン・ダークライによる史上空前のド迫力バトルが繰り広げられる。

6月5日、ゲスト声優が勢ぞろいしてのアフレコ会見が都内スタジオにて行なわれた。
石坂浩二さんはオファーを受けた時、すごくびっくりしたそうだ。「役者をやって50年ぐらいなんですよ。劇場版は何回か見たことがありますが、こういう役が来るとは夢にも思っていませんでした。興味津々で受けたんですが、なんて難しい役なんだろうと思いました」。収録時には全身を使って体当たりの演技をし、翌日には全身筋肉痛になってしまったというエピソードを披露。「ナレーションとは違うんですよ。アニメはかなり難しいもんですね。アクションをつけないと細かいニュアンスを変えられないですね」と語った。気になる謎のポケモン“ダークライ”のキャラクターについて聞かれると、「名前から考えていただくと、“ダーク”と“暗い”だから本当に暗いんですよ(笑)。味方であるか、敵であるかも超える、時空を超えた物語ですから」と教えてくれた。このコメントにロバートが素晴らしいと絶賛すると、「うそでもいいからその位言ってごらん」とアドバイスし、会場を沸かせた。
知的な雰囲気を秘めた若き科学者・トニオを演じる山本耕史さんは、ストーリーを引っ張る重要な役どころ。「より深い声で表現しようという思いで色々トライしました」と話し、湯山監督も「思っていたより、かっこよいキャラになった」と太鼓判を押した。
声優初挑戦となる加藤ローサさんは、「10年前は小六でポケモン世代。ゲームやアニメ、カード集めなどハマって遊んでいました。この(ポケモンの)世界に入ることがとてもうれしいです。」と喜びを語った。演じた音楽の勉強をしている少女・アリスの演技については監督も「可憐さ、一途さが出ていて見た方は好きになると思います!」と絶賛。声優に再チャレンジしたいですか?という質問には、「皆さんが許すならばまたやってみたいです。」と謙虚な姿勢をみせた。
ポケモン博士と自負するしょこたんこと、中川翔子さんもポケモン世代。夢だったオファーを受けて「大喜びでジャンプしました!」と話す。演じたゴウカザル使いのポケモントレーナー・マキは、男っぽいキリッとした役。演じるにあたっては、監督から「悲しみと驚きと怒りと動揺を込めてください」と指示されたり、家で何十回も練習してきたセリフがNGになったりと大奮闘。全身全霊を込めて作品に取り組んでいるんだと実感したそうだ。
 そのほか、「ポケモンサンデー」レギュラーも務めているロバートの秋山さん、山本さんがポケモントレーナーを、馬場さんがポケモン・ドタイトスを演じている。

98年から昨年まで9作品で動員数3855万人、興行収入415億円という大記録を叩き出している人気シリーズは、スケール、パワーともにアップして7月14日(土)に公開。ゲスト声優たちの苦労の成果もお楽しみに。

(Report:M.NIBE)