サキ、16歳。知らない街で、まだひとりぼっち。まだ恋は、知らない。
現在ヒット中のタナダユキ監督作品『赤い文化住宅の初子』のスピンオフ企画として、主演の東亜優の上京から『初子』の現場までのいきさつをベースに、『青い車』の奥原浩志監督が鮮やかに映像化した『16[jyu-roku]』がいよいよ今週末5/26(土)に公開され、初日舞台挨拶が行われた。
登壇ゲストは、監督の奥原浩志、主演の東亜優さん、柄本時生さん、小市慢太郎さん、松岡俊介さんらが参加、初日の抱負を語った。

<コメント>
■印象に残るエピソードなど

●東亜優:
この映画は女優をめざして上京してきた女の子の話で、本当に自分に近くて、心に残る作品になったので、みなさんの心にも残る作品になるといいと願います。
みなさん、とても大人でステキで優しい方々に囲まれて、演技もやりやすく、楽しみながら現場をすごしました。

●柄本(ヤマジ役):
女の子や先輩を追っかけて東京にくる役です。そんなこと僕にはできないですが(笑)たくさんの人に見て欲しいです。東さんは、初めてあったときカワイイ女の子だと思いましたが、ふんいきも大人っぽくひとつ年下とは思えなかった。楽しく現場をすごせました。

●小市慢太郎(マネージャー役):
最近言葉とたくさん話す作品が多いなか、言葉をかわさなくて人と人がいるというのがとても映画っぽくていいなと感じた作品です。関われて本当に楽しい時間がすごせうれしかったです。監督はいつでも現場で笑ってて、その目線が映画にでています。
東さんは16歳とは思えないほどしっかりしていて、自分はもっとろくでもなかったなと思いましたね(笑)

●松岡俊介(丸山役):
ゆったり時間がすぎるいい作品です。
監督の演出は、あまりテストもなくヒヤヒヤしながらも楽しみましたね。
東さんはすごく大人でお芝居もブレず集中してる感じですごいです。

●奥原浩志監督
やっと完成しました。うれしいです。
現場はかなり楽しくて、スタッフふくめた組みとしていいチームだったおかげだと思います。リラックスできたので映画にも(自然に)反映されたのだと思います。
東さんと柄本さんとふたり同時に並んだのを初めてみたとき、「これは大丈夫だ」と思いました。その雰囲気がそのまま映画になったのだと思います。
ぜひたくさんの方にみていただければと願います。

(Report:Yasuhiro Togawa)