Dプログラムでは3作品全ての監督・俳優陣が登壇した。『鈴の名は』の諸藤亨監督が登壇。『家に1人きりで作業することがほとんどなので、こんなにたくさんの人の前にでると緊張してしまいます(笑)。前に海外でバイトをした時の合間に見た刑事ドラマの内容が、まったく理解できなかったのですが、逆に情緒に溢れていて自分もこういうものを作ってみたいと思ったんです。』と製作の過程を話した。『はっこう』の熊谷まどか監督は、「スライムで遊んでいた時に、腐るってこういうことなのかな、とふと思ったんです。で自分の中で『腐ってる人間ってどういうことだろう』と考えて構想がわきました。」とタイトルの『はっこう』の由来を話した。『隼』の市井昌秀監督は塩田ディレクターに「隼って実は関係ないよね?」と突っ込まれ、「実はそうなんです!でも製作中にスタッフとこの作品は隼っぽいと話してたので、タイトルを隼にしました。フィルムからはあんまり伝わらないですけど(笑)」と面白エピソードを語った。

(ハヤシ カナコ)