ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2006:独創性抜群!『三差路ムスタング少年の最後』ナム・ギウン監督ティーチイン!
ファンタではここでしか出会えない新しい風を存分に感じることができる映画がある。
その一つとして『三差路ムスタング少年の最後』ははずせないだろう。
ナム監督はこの作品を通して「自分今が持っているものをなくしたときに、その大切さが初めてわかる。今そこにそれがあることがどれだけ幸せなことか、それを問いかけようと思いました」と語った。また「私は自分が生きてきた過程で語りたいことを表現したいと常に思っています。なぜこうなのか、自分は何なのかを考えて卑屈になってしまう自分が嫌だと思ったのでこの映画を撮ろうと思いました。この映画では少し極端な表現になってしまいましたけど(笑)」この映画の登場人物はみんな過去に戻れない。それでもやっぱり元の姿に戻れたらという無念が込められているという。
韓国から新鋭監督ナム・ギウンの最新作が映画祭だけではなく、一般公開されることも期待したい。
(ヨウフマサコ)