田村正和が14年ぶりに映画出演!大人のためのラブストーリー
世代を越えて人気を誇る、田村正和が14年ぶりにスクリーンに復帰!愛する妻を亡くしたサックスプレイヤーが若い女性と出会うことにより再生し、人を愛することの醍醐味を「ニューヨーク恋物語」のスタッフが再集結して描く。ニューヨークを舞台に繰り広げられる珠玉のラブストーリー。
5月22日、表参道にて映画『ラストラブ』のプレミア試写会が行われた。登壇したのは、田村正和、伊東美咲、藤田明二監督、サックスの指導にあたった稲垣次郎。観客はセミフォーマルで来場し、屈指の名サックスプレイヤー稲垣次郎の生演奏を楽しんだ後、暖かい拍手でキャストたちを迎えた。田村正和は「団塊世代の男が挫折から立ち上がって、最後の愛を全うし、残り少ない時間をどうするか、そして、彼にとって最後の愛とはどんなに素晴らしいことだったかというのを最後まで見て下さい。」、伊東美咲は「この作品で改めて、愛というのは人の心を救う、支えるものだとわかりました。2時間あっという間だと思いますが、堪能して下さい。」、藤田監督は「ラストラブという名前の通り、もちろんラブストーリーですが、色んな人生の色んな姿や考え方が色んな場面に出てくるので、見逃さないで下さい。また、今の新しいニューヨークのあまり知られていない場所が出てくるので、楽しんで下さい。」と挨拶。本作では田村正和自身がサックスを演奏するシーンも。「何としても自分で音
を出して日米のミュージシャンと共に演奏したかった。家へ帰って必死に練習しました。」という渾身の演奏シーンも見所。

・出演の経緯について
田村正和:20年近く前に「ニューヨーク恋物語」という大好きなドラマがあったのですが、そのスタッフが集まってニューヨークを舞台に映画を作るという事で、是非やらせて頂きたいと思いました。

・一人の男性を支えるという役柄というのは難しかったと思うのですが?
伊藤美咲:愛する人が病気をわずらっていて、辛い過去を持っているという現状を踏まえてその人をどう支えていくか、救うかがポイントだったと思うのですが、田村さんにも色々な事を教えて頂きながら演じられたと思います。

・「ニューヨーク恋物語」から19年たち、田村さん自身の変化は?
藤田明二監督:変な言い方ですが、何も変わっていません。相変わらずオーラがあって、現場に入ると緊張感が生まれました。伊東美咲さんの魅力について
全身を撮って非常に絵になる非常に数少ない女優さんだと思います。

・サックスは非常に難しいですが、田村さんはいかがでしたか?
稲垣次郎:初めては音が出なかったのですが、凄く練習熱心で驚きました。108章節もある楽譜を覚えたのは凄いと思います。

原作はYoshi、主題歌は絢香。人気、実力派俳優の共演に加え、ニューヨークや横浜の数々の名所も登場し、二人の恋物語をいっそう美しいものにしている。映画『ラストラブ』は6月16日(土)より丸の内ピカデリー2ほか全国ロードショー。
(池田祐里枝)