2003年夏に公開し、興収68億円、507万人の動員を記録し、全世界で6億5300万ドル(約765億円)という驚異的なヒットとなった「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」。
そして昨年2006年公開作品で、唯一興行収入が100億円を突破、全世界興収も10億ドル(約1240億円)を超え、数々の映画史の記録を塗り替えた「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」。—そして、いよいよモンスターシリーズ3部作の完結編「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」が遂に完成!全世界で注目されたワールド・プレミアが現地時間5月19日(土)、ロサンゼルス、アナハイムにあるディズニーランドで大々的に行われた。
  3部作の全てのワールド・プレミアがディズニーランドで行われたが、全世界注目の完結編にふさわしく、前2作を遥かに凌ぐイベントとなった。昨年の6月24日に行われた「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」では推定で15億円を超える規模の史上最大級のワールド・プレミアが行われ、その約11ヶ月後、同じ場所にスタッフ・キャストが完結編の完成を祝うために凱旋した。
20000人の観客が囲むレッドカーペットに最初に現れたのは、キース・リチャーズ。ジョニー・デップ演じるジャック・スパロウの父親、ティーグ・スパロウ役のキース・リチャーズが登場し、20000人の観客から偉大なアーティストの登場に大きな歓声が巻き起こった。
その後、オーランド・ブルームらのお馴染みのスタッフ、キャストが登場。更に本作から登場する物語の鍵を握る、中国の海賊王、サオ・フェン役を演じたチョウ・ユンファも登場し、最後に主役のジョニー・デップがレッドカーペットに姿を見せると20000人の観客の興奮は最高潮に達した。ジョニー・デップらは集まったファンに挨拶をしながら、前回の850mを越える史上最長の860mのレッドカーペットを歩いた。
更に前2作でスクリーンを設置した有名な「トムソーヤ島」もパイレーツ・バージョンとして5月25日からリニューアルされるが、そのお披露目も行われた。
 VIPゲストとして、日本から新庄剛志氏が登場。本作のプロデューサーであるジェリー・ブラッカイマー作品の応援プロデューサーとして2月にロサンゼルスでブラッカイマーと対面し、就任会見を行った。今回、彼の製作する「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」の完成を祝うために出席し、再会を果たした。
 新庄剛志氏は「今回のワールドプレミアは迫力、スケールともに世界最大級で圧倒されました。是非このような大きいイベントを日本でもやってみたいと思います。映画は最初から最後まで感動しっぱなしで、第1部、第2部の謎が全て明かされたので、見た後は非常にスッキリしました。最後の最後まで目が離せませんでした」とコメントした。更にジェリー・ブラッカイマーとの対面で「もし第4部があるのなら、ジャック・スパロウの親友役で出演したい!」とコメントした。
 なお、ディズニーランドの貸しきりイベントは、92年2月に、エリザベス・テイラーの60歳の誕生日、そして4年前の第1部、昨年の6月に行われた第2部のワールド・プレミアに続いて4回目となり、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズは3部作すべてをディズニーランドで回を重ねるごとにスケールアップして行われた。本作は5月25日(金)より全世界で同時公開される。