監督、写真撮影拒否!?映画『アパートメント』初日舞台挨拶
“幸福のアパート”では、9時56分になると照明が全て消え、住人が謎の死を遂げる事件が続いていた。そのアパートに隠されている恐ろしくも悲しい秘密とは・・・。
『コックリさん』や『ボイス』での活躍が記憶に新しいアン・ビョンギ監督が、最新作『アパートメント』の初日舞台挨拶の為に、韓国より3年ぶりに来日した。
又、今作の日本版テーマソングを飾る『千鶴』を歌うガゼットの皆さんも挨拶に駆けつけた。『アパートメント』とコラボレーションしたガゼットさんの『千鶴』のPVについては、映画の上映後に先行公開された。
その関係もあって、今回の初日のチケットは10分で完売!!会場には多くのガゼットファンが訪れており、監督は「映画の上映会というよりは、ガゼットさんのライブを観に来たみたいです(笑)。」とこぼしていた。
【ホラー映画を通して伝えたい事とは?】
監督「『アパートメント』、『こっくりさん』、『ボイス』にしても、身近にいる友人や家族たちに対しての愛情が本当に必要なんだという事を伝えたいです。今回も社会から疎外されている人物を描くことで、人と人との愛を伝えています。」
【『アパートメント』を観た感想は?】
ルキさん「かなり前に観たんですけど、非常に感覚が日本に似ているなと。韓国のホラー映画というよりは、日本のホラー映画のような、ちょっと身近にありそうな感じがしました。怖かったです(笑)。」
【今作は韓国で人気の漫画を原作に作られたという事ですが、日本の漫画で映画化したいものはありますか?】
監督「『アパートメント』を撮り終えて、日本の『ホムンクルス』という漫画を映画化したいなと思っています。」
【ホラー映画で好きな作品は?】
戒さん「ただのホラーというのはあんまり見なくて内容のあるホラーが好きなんですけど、ホラーというかサイコスリラーで言うと『セブン』とか『ソウ』が好きですね。まぁ、内容があるのかわからないんですけど(笑)。ただ気持ち悪いというホラーよりは監督のいう(人と人の愛の大切さを感じる)ものがあったほうがいいかなと。」
れいたさん「最近はあんまり見る機会がなんですけど、昔見たものは『スクリーム』とか、犯人が誰か分からなくて・・・面白かったです(笑)。」
【PVの撮影中の様子は?】
戒さん「泊りがけの撮影だったんですけど、撮影中は特にハプニングも無く順調にいきましたが、マネージャーが張り切って車を砂浜に突っ込んで、みんな乗り込んだんですけど結局動けなくなったというのがありました。後は前日夜までみんなでトランプしたりしてました(笑)。」
終始照れ笑いをしていたアン・ビョンギ監督。舞台挨拶が終わり、マスコミ向けの写真撮影が始まっても照れ笑い。最後にはガゼットさんたちを残して自ら列を抜けて撮影拒否(!?)状態に。
非常にシャイな監督ですが、韓国では100万人を動員するほどのホラー映画のヒットメイカー。次作では日本漫画を映画化して、韓国スターに負けないキラースマイルが再度見れることを楽しみにしたい。
2007年5月19日池袋シネマサンシャインにて
(Report:Tomoe Yuita)