“青少年の為のエンタテイメント文学”作品を文庫として数々世に送り出してきた『電撃文庫』。

電撃文庫の作品は始まりの媒体は小説という形であるが、コミック・アニメーション・ゲームとして姿と変え、多くの若者の心をつかんでいる新しい作品表現の形なのである。

注目を集める電撃文庫の代表作品とも言える3作品(『灼眼のシャナ』、『いぬかみっ!』、『キノの旅』)が劇場アニメ化され、『電撃文庫ムービーフェスティバル』として3本立てで2007年4月21日に全国公開となった。

公開当日には『灼眼のシャナ』からはシャナ役の釘宮理恵さん・坂井悠二役の日野聡さん、『いぬかみっ!』からはようこ役の堀江由衣さん・川平啓太役の福山潤さん、『キノの旅』からはキノ役の前田愛さんが登壇し初日舞台挨拶が行われた。

土曜日ということもあり、チケットは完売御礼。会場の席は全て埋まり、立ち見が100人も!!作品・役者の人気の凄さを感じた。

そんなファンに向けて、
日野さん「お休みの方、遠くからいらっしゃった方、本当にありがとうございます。」
釘宮さん「たくさんの方が来てくれてうれいしいです。」
前田さん「立ち見の方もいらっしゃってありがとうございます。」
と挨拶で労いの言葉をかけた。

堀江さんはとてもかわいらしい声で「一緒に(映画を)盛り上げてください。」とファンに呼びかけ、挨拶の順番が福山さんに回ってくるとなぜか会場からは笑いと歓声が。「なぜ皆さん笑ってるんですか。笑いは心のビタミンです(笑)。」と言うと会場からはさらに笑いと「いいぞ〜!!」という歓声が湧き起こった。

【釘宮さんへの質問】
★シャナの魅力は?
 「かわいらしくて、かっこいいところもあるところです。」
★劇場版の魅力は?
 「今までのアニメーションよりも、原作に忠実に描かれているので、より楽しめるのではないでしょうか。」

【日野さんへの質問】
★役を演じる上で気をつけたことは?
 「普通の高校生が戦いに巻き込まれていくお話なので、その恐怖感などをリアルに表現したいと思っていました。」
★劇場版の魅力は?
 「映画を観てもらうと分かると思うんですが、戦いのスケールが大きくてかっこいいところです。」

【前田さんへの質問】
★キノの魅力は?
 「男性でもなく、女性でもなく、中世的なところが魅力だと思います。」
★スペシャルオープニングアニメで他の役者さんと共演した感想は?
 「んん(笑)。キノはキノのままであんまり(他のキャラクターと)絡めなかったかも…。」

【堀江さんへの質問】
★役を演じる上で気をつけたことは?
 「とにかく元気に(川平啓太)を追い掛け回しました。」
★スペシャルオープニングアニメで他の役者さんと共演した感想は?
 「他の作品とこんな形で関わって共演できたことがうれしいです。個人的にキノのマイペースっぷりが大好きでした(笑)。」

【福山さんへの質問】
★役を演じる上で気をつけたことは?
 「愛とリビドーが溢れることですね(笑)。」
★テレビ版から劇場版になった事で変わったことは?
 「…一言、悪のりですね(笑)。」

最後にファンへのメッセージとして、
釘宮さん「永遠と見続けて下さい。…DVDとかも買ってください(笑)。」
前田さん「1度と言わず2度3度と、周りの人を巻き込んで観に来てください(笑)。」
堀江さん「速水さん(仮名史郎役)じゃなくて私が来てしまって申し訳ないです。みんなで悪のりしながら、内容は言わずに周りの人にお勧めして下さい(笑)。」
福山さん「色の違う3本が揃い、人間の全ての感情か詰まっています(笑)。燃えて切なくて愛しくて…最後にスッキリ忘れて(笑)。」
と各人熱いメッセージを送り初日舞台挨拶は終了した。

(ユイタ)