今、旬の女優・成海璃子。先週公開された『神童』に続き、2週連続で主演を飾る映画『あしたの私の-つくり方』が4月28日に初日を迎えた。シネ・リーブル池袋では、成海璃子、前田敦子(AKB48)、市川準監督の舞台挨拶に加え、主題歌を歌うシュノーケルの生ライブも披露されるなど、盛りだくさんの内容となった。

今までに数々のヒットCMを手掛け、最近では渡哲也と木村拓哉が共演したジョージアのCMが話題になっている市川準監督。映画では『トニー滝谷』など独特な世界観とスタイルで観客を魅了してきた名匠の目に涙を滲ませたのは、若干14歳の成海だった。「(成海の)涙がとにかく良い時に出ますよね、ここで出て欲しいって時にちゃんと左から出たり、右から出たりして。涙をこらえて、ずっと溜めてきたような映画でもあると思うんですよ。それが最後に堰を切ったように出るという時に、よけい感動を与えますよね。もらい泣きしたら「やったー!」とか言っていたのを覚えています。」というエピソードを市川監督が披露すると、「自分のお芝居で監督が涙を流してくださったのはうれしいです!」と、笑顔を見せた。また、成海の相手役を演じた前田は、「成海さんがサポートしてくれて私を引っ張ってくれました」と、多いに影響を受け、女優として大きな成長を遂げたようだ。

「一番大切なことは自然体でいること。」という成海と、「色々な挑戦をして知的な女性になりたい」という前田。二人の対照的な少女の女優としての成長も垣間見えるこの物語を通して、あしたの私に会いに行きませんか?
(Report:M.NIBE)