公開初日の本日、渋谷東急には大勢のお客様が詰め掛け、開場を早める措置がとられました。

舞台挨拶には、ケンシロウ役を務められた阿部寛さん、ユリア役を務められた石田ゆり子さん、赤鯱役を務められた角田信朗さんが駆けつけました。

ケンシロウとラオウの壮絶な闘い、そしてラオウの最期が描かれる本作に、会場は涙し、終映後には拍手が巻き起こりました。

阿部寛さんは「今回、ラオウをどうやって葬ってやろうかと思っていました。もちろん、これまでずっと読んできた原作のイメージを壊さないよう、愛情を持っての意味ですが。
出来上がったアニメのクオリティも高く、完成度があがっていて満足しています。」
とコメント。

石田ゆり子さんは「みんなに愛されるユリアですが、”なんであの人がユリアなの!?”と言われたら嫌だなと思ってました。とても難しい役でした。中学生の頃、周りはみんな「北斗の拳」一色でしたが、その頃の隣の席だった男の子に教えてあげたいです」
とコメントしました。

また、自身の子供にケンシロウとユリアの名前をつけるほどの「北斗の拳」ファンである角田信朗さんは、「僕たちが子供の頃は、マンガから色々学ぶ時代だった。子供たちにヒーロー、ヒロインになれ、という意味をこめて名前をつけました。
北斗の声優になれたのは、運命だったのだと思います。夢はいつか叶うと信じていないと面白くない。出会うまでに時間はかかったけど、僕の夢も叶ったわけですから」
とコメント。

写真撮影の際には18日に行われた昇魂式のために原作者・原哲夫氏が描き下ろしたラオウの遺影が飾られ、ケンシロウ、ユリア、ラオウ、そして赤鯱での撮影となりました。