「ボーン・アイデンティティー」シリーズに引き続き、マーク・ウォールバーグが新たなヒーロー像を誕生させたのは、『トレーニング・デイ』のアントワーン・フークア監督とタッグを組んだ骨太な新作『ザ・シューター 極大射程』だ。
2キロ先の標的を1発で射抜くスナイパーの腕をもった主人公ボブ・リー・スワガー。プロがゆえにアメリカに必要とされた男が、プロがゆえにアメリカに恐れられ、狙われることとなるサバイバル・アクションの快作だ。
4月25日に行われた記者会見に来日したウォールバーグは、「来日は『パーフェクト・ストーム』(00年)以来。また来ることができてとても嬉しいよ」と笑顔をみせる。撮影中のエピソードを聞かれると、「監督から指示されて「ちょっと、それは僕にはできないよ」ということでも監督はまったく無視して進めてしまうのでやらざるを得ない状況でチャレンジしたところがたくさんあった。」とフークア監督のハードコアな現場について語る。川に飛び込むシーンではウェットスーツが水を吸い込んでしまい溺れそうになったというエピソードも披露した。
『ディパーテッド』でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされるなどまさにノリにノッてるマークに注目!
(Report:綿野かおり)