おかしな家庭教師の馬場と彼の新しい教え子で大学受験を控えたかわいい女子高生の望。長年連れ添った同棲相手がいながら恋に落ちた馬場は、あの手この手で彼女の気を惹こうと奮闘するが、それはあまりに純粋であまりに切ない不思議なストーリーの幕開けだった・・・
爽やかなのに残酷、抱腹絶頂なのに号泣。一途なのに下心たっぷりな予測不可能な映画『机のなかみ』が4月21日公開初日を迎えた。初日公開に合わせてテアトル新宿で行われた舞台挨拶に、何をやってもいい加減でお調子者の家庭教師・馬場を演じた主演のあべこうじ、坂本爽、清浦夏実、踊子あり、監督の吉田恵輔らが登壇した。
あべこうじは、昨年のR-1グランプリで準優勝を果たしている。会場でも独特のつっこみで大いに観客を楽しませてくれた。

■Q役と自分の共通したところと違うところ■

あべこうじ「全体的に僕ですね(笑)僕のネタのトーンを見て監督が選んでくれたのですごく僕に近いです。でも、この役の性格は最低なので基本は違いますよ。」

坂本爽「マイペースな所が似ています。逆に違うところは自分の方がサバサバしているところです。」

清浦夏実「意地悪な役だったので全然自分とは違います。意地悪な役は今までになかったので新鮮でした。」

踊子あり「ぼそぼそと喋るところですね。違うところは私の方が彼女より頑固です。」

■このメンバーで作品を作るにあたって■

吉田監督「キャラが濃いタイプではないのにそれぞれが個性的なキャラクターに仕上がりましたね。エキストラは町中を探し回って見つけました。」

それぞれ苦労した点はという質問にあべこうじは自信満々そうに「特にないです」と答えた。一方で坂本と清浦は実年齢との差を演じるのに苦労したとのべた。坂本は実年齢より7歳下を清浦は2歳上の役を演じた。踊子ありは映画初出演ということもあり全体的に苦労したようだった。監督は撮影中笑いを我慢するのが大変だったと話し楽しい現場だったと振り返った。

楽しい舞台挨拶の様子を是非映像でもご覧ください。
 
(Report:Eri Ohono)