2007年4月15日、映画クレヨンしんちゃん15周年記念作品、「映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 歌うケツだけ爆弾!」の完成披露試写会が行われた。会場には、親子連れが多数集まった。舞台挨拶では、15年間作品に携わった声優の矢島晶子(しんのすけ役)、ならはしみき(みさえ役)、藤原啓治(ひろし役)、こおろぎさとみ(ひまわり役)、真柴摩利(シロ役)が登場し、作品の見所や15周年の感想などを語った。また、しんちゃん大好きと自称する、主題歌を歌うSEAMOが応援に駆けつけ歌を披露し、会場を沸かせた。

観客が大きな声で「しんちゃーん」と叫ぶと、タキシード姿のしんのすけと野原一家が登場。
しんのすけは得意のジョークを飛ばし、みさえに怒られるなどのやりとりで会場を和ませた。
応援に駆けつけたSEAMOは大きな声援と拍手で迎えられ、主題歌「Cry Baby」を披露。
しんちゃんもヒップホップファッションに早着替え、舞台上でダンスを見せた。

SEAMOは「しんちゃんの映画は子供が見ることが多いが、大人に向けた隠されたメッセージ性もあるので、家族で見ると良いコミュニケーションが取れるのではないかと思います。エンドロ−ルに僕の名前が流れる頃には、皆さんは涙を流していると思います。同じ事務所のmihimaru GTはドラえもんの主題歌を担当しているので負けられないです。」と語り観客を笑わせた。

しんのすけ役の矢島晶子は今回の活躍について「今回はシロもよく活躍し、普段TVでは見せない二人の友情も描かれているので良かったです。」とコメント。
みさえとひろしは「15周年を迎えられたのも、ここに集まってくれた皆様のおかげです。これからも20年、30年とうちのバカ息子をよろしくお願いします。」と感謝と抱負を語った。
15作目を迎える本作も、家族で見れる笑って泣けるストーリーだが、特にシロの活躍に注目したい。
(池田 祐里枝)