4月28日(土)公開予定の映画『学校の階段』の舞台挨拶が4月12日(木)シネマート六本木で行われ、監督の佐々木浩久と主演の黒川芽衣が来場した。

『学校の階段』は今人気のアイドルたちが学校を舞台にひたすら階段を駆け上がり感動のラストまで疾走するという伝説の「階段部」を描いた“部活アクション映画”である。
舞台挨拶に登壇した監督の佐々木浩久と主演の黒川芽衣は、大ヒット作『ケータイ刑事 THE MOVIE』以来のコンビでありお互いに信頼し合いっている様子がうかがえ和やかな舞台挨拶となった。

■原作の印象・原作を映像化するにあたってどう思ったか?■
佐々木監督「原作では元気なスポ根ものという印象を受けました。映像化するにあたっては「階段レース」にうまくどうやって焦点を当てていくかを意識しました。」

黒川「原作では演じた役里美は男の子の設定でした。しかし、映画で女の子が走っていてもストーリーは原作に忠実だったのですんなり入っていけましたね。走ってばかりだったので、映画ではどんな風になっているのかと不安と期待の両方がありました。」

佐々木監督「以前はキャラが立った役が多かったけど、今回では普通の女の子の部分をどうあらわすか?日常っぽい雰囲気をどう出していくかを話合いました。」

■アクションシーンで苦労した点・気をつけた点■
黒川「撮影に入る前の走る練習では、とにかく早く走ることよりもフォームを綺麗にすることを重視しました。でも、映画の役の里美は始め足が遅くてフォームもへたという設定だったので、撮影では逆にへたに走るのに苦労しました。」と述べた黒川に対して佐々木監督は「この人は何でも上手ですよ。」と褒めた。

■監督についての印象は?■
黒川「穏やかな方です。作品制作では的確に指導してくれて凄くスムーズに撮影が進みました。今回は初めてではなかったので安心感もあったし、凄く役について語れたり相談ものってもらったりとありがたかったです。」と監督との仲のよさをアピールしてくれた。

■黒川芽衣の一番の魅力とは?■
佐々木監督「かわいいです(笑)芝居をやっていて面白いときは、次に何をやらせようかと考えが色々増えていきますね。アクションなどの演技に切れがあるのは彼女の魅力です。一言では言えないくらい沢山ありますね。今作の中では爽やかな演技と後半に進んでいく彼女の表情とかはすばらしいです。」と黒川を絶賛した。黒川も「照れるな。」と笑顔で答えた。

■今回の映画の見所■
佐々木監督「アクションと爽やかなシーンですね。」と述べ、また今作では「時間とお金をたっぷり使った。」黒川が歌っている主題歌も見所の一つとして紹介した。

黒川「今回は歌を作詞したので、歌詞にも注目してみていただければ主人公である里美の気持ちが良くわかると思います。」と自身が歌う『学校の階段』主題歌「スタートライン」(4月25日発売)もアピールした。

(大野恵理)