『檸檬のころ』岩田監督“自分の思い出をきれいだなんて思っていない人へ”ライブ付初日舞台挨拶!
3月31日(土)豊島ミホ原作の映画『檸檬のころ』が渋谷シネ・アミューズで初日舞台挨拶を行いました。
普通の高校生達がきらめく瞬間を岩田ユキ監督が切り取ったこの青春映画。出演した榮倉奈々、谷村美月、柄本佑、平川地一丁目の林直次郎、が舞台に上がるとフレッシュでみずみずしいオーラで圧倒されました。
岩田監督「この映画は自分の思い出をきれいだなんて思っていない人のほうが何か大切なものを受け取れて頂けたのではないかと思っています。」
指揮をするシーンは上手くいかなくて苦労した奈々ちゃん。でも…
榮倉「電車のシーンのほうが大変でしたね。私が駆け込んで入るシーンがあったんですけど、走って入ろうとした瞬間にがちゃんと閉まってしまって『開けてぇ〜』って。(笑)スタッフさんも皆びっくりしちゃって固まってしまったというエピソードはありましたね。」
今まで怖い顔をしている役どころが多かった谷村さん。今回は喜怒哀楽激しく、明るい役どころに挑戦しています。
谷村「お芝居するという感じではなく、そのまま素の自分としてそこに居られるような現場だったので、そのままスクリーンに映っている感じだと思います。『美月ちゃんてこんな役できるんだね』って言ってもらって嬉しかったですね。ほっとして見れたと言ってくださる方が多かったです。撮影が進んでいくにつれて楽しいし、精一杯やってる自分も楽しかったです。」
役どころについて聞かれた柄本君は…
柄本「セリフがすごく多くて覚えるのが大変でした。まあなんとか、覚えました。(笑)」
野球部のエースを演じた柄本君は、野球をやっている自分の弟にダメ出しを受けてしまったのを苦笑しつつ話してくれました。
ギターデュオ“平川地一丁目”の林君は今回映画初出演!そしてソロとして主題歌も担当しました。
「カメラ自体が大の苦手で。今も、こう(カメラのフラッシュの中)つらいんですけど(笑)演技も初めてで大変でした。でも自分なりに今回頑張ってそれなりのものが出たんじゃないかと思いますね。主題歌は曲のほうを担当させてもらったんですけど、僕なりのロックをイメージして作りました。」
そしてその主題歌、“hikari 〜檸檬のころ〜”をアコギを片手に披露!!
力強い林君の歌声に観客は大きい拍手で答えました。
榮倉「今日も聞いてきたんですけど、やっぱり生だといいですね!」と大絶賛!
出演者らとかなり近い距離の舞台挨拶と生ライブは観客にとってさぞかしプレミアムだったに違いないのです!
(hiromi kato)